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良質な記事を書く以上の宣伝はない

わたしがnoteをはじめてからまもなく2ヶ月が経ちます。

開始56日目のこちらの記事。3万view超えの報告をさせていただきました。

2ヶ月経たずに3万viewを超えたことがすごいのかすごくないのかよくわからなかったのですが(これは単に比較基準がないからです。皆さんがどれくらい読まれているのかわからない),トップ画像の肯定ペンギンのように,ちらほら「すごい」という声をかけていただくことが多くて,

ありがたいなぁ!!

と実感しています。

記事はたんたんと,自分が書きたいことを書いているんですけど,せっかく書いたからには多くの人に読まれたいと思っています。自分の書きたいことと多くの人が読みたいことの重なる領域を書いていきたい。そんなイメージを持って,最近は発信を続けています。

まだnoteは若葉マークのかんねこですが,2ヶ月noteに接してみると読まれるために大切なことがおぼろげながら見えてきました。

◇◇◇

2ヶ月やってみて一番大切だと思ったことは,

良質な記事を書く以上の宣伝はない

ということでした。それは発信者として書いてみてわかったことでもあり,読者として多くのnoteを読んでわかったことでもあります。

唐突ですが,刑事裁判の世界で「99.9%の有罪率」っていう言葉を聞いたことがありませんか。日本の刑事裁判で起訴された場合には,それくらいの確率で有罪になるということです。テレビドラマの題材にもなったので,ご存じの方もいるかもしれません。

そこから,「有罪推定」という言葉が生まれました。「検察官が起訴したんだから,有罪なんじゃないか」と裁判官があらかじめ考えてしまうということです。最初の裁判も,次の裁判も,その次の裁判も・・・・・ずっとずっと有罪だった。だから次も有罪と判断できるんじゃないかと予断をもって裁判官が判断する。そういう意味の言葉が「有罪推定」です。

この言葉は司法業界では悪い意味で使われます。裁判は予断を持たずに冷静に判断すべきとされているからです。

でも,noteの発信者はいい意味での「推定」を働かせていくことができるんだと思います。「この人の記事は面白いんじゃないか」という推定。

◇◇◇

noteのユーザーには一つ一つネームがついています。わたしなら「かんねこ」,𠮷玉さんなら「𠮷玉サキ」という具合に(𠮷玉さんのことご存じない方は,あとでリンクが登場しますので,チェックしてみてくださいね)。

ある記事が面白ければ他の記事も面白いんじゃないかと少しは期待しますよね。で,他の記事も読んでみるとやっぱり面白かった。そういう積み重ねが「この人の記事は面白いんじゃないか」という推定を働かせます。

この推定が一度働くと強いですよね。忙しくてあんまりみんなの記事を読むヒマがないときでも「この人のは面白いはずだからクリックして最後まで読もう」ってなる。読まれやすくなるんですね。

こういう意味での「推定」を働かせるというのは,最終的にはnoteのネームをブランドにするということにつながります。

わたしは𠮷玉サキさんの記事は必ず読んでいますが,それは,ある瞬間から「この人の記事はすっごく面白い」という推定が働くようになり,その推定が大きくふくれあがって,(わたしのなかでは)「𠮷玉サキ」が一つのブランドになったからだという気がします。

それは婚約者にプレゼントしたいときのティファニーのようなものかもしれないし,おなかがすいたときの吉野家のようなものかもしれない。あるいは,のどが渇いたときのスターバックスのようなものかもしれない。ブランドは「この書き手はこういう感じだよね」というイメージを作ることです。

ブランドを作ると副次的な効果もあります。仮に,あるときにアップされた𠮷玉さんの記事が面白くなかったとしてもーーー例えば,いつも美味しい吉野家の新メニューがちょっと微妙だったとしてもーーー「今日の記事はたまたま感性があわなかったんだな。また明日読もう!」ってなるんです。

まとめると,良質な記事の投稿こそが「この人の記事は面白い」という推定を作っていき,いつしかnoteのネームをブランド化することにつながります。

だから,良質な記事を書く以上の宣伝はないと思うんです。

かんねこの記事がどういう推定を与えているのかは今の段階ではわかりません。でも,少なくとも,毎回読んでくださっている方が相当数いるのは間違いなく,大変ありがたいと感じています。

暖かい「推定」を覆さないよう,地道に頑張っていきたいと思っています。







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