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神泉 薫 Kaoru Shinsen 詩人・作家
2021年1月6日 11:55
2021年、新しい年が始まった。毎朝、窓の向こうにオレンジ色に輝く朝陽がのぼる。日々、わけへだてなく世界を照らす、その光に手のひらを合わせる。そっと、自分の手のひら、一本一本のゆびをみつめていると、ゆっくりとある詩のことばたちが思い浮かんだ。 ひざの うえに てを ひろげてみるたびに むねが つまる ちいさな ゆびたちが わたしに さいた わたしの はなの