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ワン・ツー・ジャンゴ
2024年6月10日 14:42
まったく不快な女だった。はつらつとして、誰に対しても打ち解けた(実際周囲の人間は彼女のことを信頼していたように思える)、自信に満ちた笑顔を浮かべることができるというのに。どうして、あんなに胡散臭さに溢れていたのだろう。 それは母の友人の女であった。彼女は母の高校時代の学友で、彼女の娘は私の妹と同い年であったから、自然な成り行きで、我々二組の母娘は様々なレジャー施設へと共に足を運んだようであった
2024年5月20日 19:51
はっと胸をつかれるようなワンシーンも他人にとってはなんて事のないワンシーンかもしれない。わたしの抱いた感情とは温度も方角も違うかもしれない。わたししかわたしのことを100パーセント分かってやることはできないのだ。それってすごく寂しいことだな、と思ったのでわたしはもう一人私を生み出してみることにしました。ハアイ。ハアイ、元気? わたしは元気よ、あなたは?わたしたちはたくさんの映画を四つの目で見ま