バッドニュース・グッドニュース
6月はいろいろな紫陽花が見れて癒されたきこぺんアロハです。
私が5月半ば突然日本に来て以来、お留守番を頑張っている夫。出来るだけコミュニケートしようと携帯メッセージや電話でやりとりしているがこのところバッドニュースが続いている。2週間前にハワイに住んでいる亡くなった義兄の娘さん、夫にとっては姪にあたる人が亡くなったと知らされた。我が家のアイドルルンバ氏に元飼い主だ。
亡くなったのは、義母メーテルにとっては孫にあたる。義兄が亡くなった時のメーテルの憔悴ぶりを知っている私は心配になった。危篤という知らせを受けてメーテルがハワイに行く準備をしていたが間に合わなかった。
メーテルも高齢なので誰かハワイまで付き添うかと思いきやそこはあの不思議な義家族ファミリー。誰も同行しないらしい。メーテルを心配してるのでとうとう夫も飛行機に乗るのかと思って「一緒に行く？」と聞くとあっさり「僕は行けない。」と即答。夫も去年、肺の病気をして以来飛行機には乗っていない。
葬儀は、亡くなった方の母親(義兄の元奥さん)や息子さん達で話し合うまで何も日程が決まらないらしい。あとハワイ州は埋葬許可がすぐに下りないらしい。そしてまさかと思ったけれどやはりドラマの多いファミリー。メーテルと相手側が大喧嘩となり、そこに同行していない夫の姉達が加勢して収集がつかないようだ。
夫から聞いただけなので詳細は不明だが相手側は火葬して4カ所に分けて埋葬したいと言うのだ。火葬は問題ないが4ヶ所？えええ4ヶ所？とても不謹慎だが4ヶ所って聞いて私は、この映画を思い出してしまった。この映画の主人公となった歴史上人物は反逆者として囚われて処刑された後、見せしめのために4ヶ所に埋葬されたらしいのだ。夫の大好きな映画でDVDも持っていたから10回は観たと思う。
亡くなった方の遺言があったかどうかわからないが義母メーテル的には義兄と義父の眠る墓地に埋葬したいらしい。
本当に火葬して4ヶ所に埋葬か真実はわからないけどとにかくメーテルは一回ハワイから家に戻った方が良いと思った。喧嘩して感情的になると誰にも止められないからだ。それに86歳だし、気温の高いハワイで体調でも崩したらと夫と話す度に言っていた。夫もメーテルと義姉達と一緒になって怒っていたが第3者から見るとまたまた不謹慎だがこれってもしかしてダチョウ倶楽部的なあれかなと思った。
それは、火葬して4ヶ所に埋葬と言われ続けてブチ切れたメーテルが「費用全額うちで出すから父親の隣に埋葬させろ」と言うのを待って「どうぞどうぞ」と背中を押すパターンもありかと思った。ハワイからご遺体をカリフォルニアに移送して葬儀屋に預けて埋葬準備に葬儀を行ったら物凄い費用がかかるだろう。そんな事になったら夫にも間違いなく影響があるので私はとにかく一度メーテルは退散するべきと言い続けていた矢先、今日夫からまだハワイにいるメーテルが倒れて救急車で病院へ行ったらしいと知らせて来た。感染症などではなく過労と寝不足と脱水症状だったようだ。熱もあったので病院で経過観察のようだ。ずっと泣いて怒りすぎて寝不足で体に良いわけない。
大事には至らなかったようだがメーテルはともかく早く良くなって一度家に帰ってほしい。意見が食い違う相手と揉めてもそれは故人の望む事ではないはずだ。
バッドニュースばかりで心配と夫に急いで電話をすると「今日はカニと魚が40匹くらい釣れた。」と元気そうな声。仕事もこの所大変そうだったのでお休みの日は息抜きしてほしい。
夫の事はずっと心配だが義家族で起きている事は私にはどうしようもない事だ。亡くなった姪が早く安らかに眠れる場所が決まったらと祈るだけだ。今回はダウンしてしまったがメーテルは揉め事や喧嘩が大大大好きなのでまた元気に立ち上がって売られた喧嘩を買い続けると思う。
私にとってのグッドニュースは、カオスな状況の中でも夫がマイペースで釣りを楽しんでいた事。
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