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9月27日

写真は昨日の夫と私のやりとり。夫は土曜日も仕事だったので終わり次第、車で10分くらいで行ける昔からあるイタリアンレストランへピザとパスタのお持ち帰りのオーダーを入れる相談をしていた。

私ー「シーザーサラダ、ファミリーサイズのラビオリ、サラミとソーセージとマッシュルームのピザ これで良い? スープも?」

夫ー「2」

2って何だー2ってなあにと返したがもちろん仕事中はお返事もなく。これってクイズなの?もやもやしたが予定通りレストランに電話をして注文。前回、マリナラソースのかかったラビオリ(パスタ生地の間に、挽き肉やみじん切りにした野菜やチーズなどの食材を挟んであるもの)がとても美味しかったのでピザは期待できそう。夫と二人でNetflixでも観ながら食べたかったが同居家族ゆえ少し多めにオーダー。偉いぞ私。仕事を終えた夫が一旦帰宅して私を車に乗せいざレストランへ。夫に「あの2って返事何?」と聞くと夫が「Siriを使ってテキストメッセージを返すのが便利なんだけどなかなかうまくいかない。さっきなんて君宛にもうすぐ着くよってメッセージを送れって指示したのにSiriにそれは少々お待ちくださいって言われちゃった。ははは まあでも便利だよね。」便利なのか!?それ便利なのかい?それって使いこなせてないのでは。そして「2」についてはわからずじまいだった。謎は残ったが写真を撮り忘れるくらいピザとラビオリは美味しかった。

夫は仕事中はほとんど電話をかけてこないし、こちらからの問いかけにもなかなか応答しない。なので仕事中の夫から電話がかかってくると何かあったのかとドキッとする。この前もドキドキしながら電話に出ると「あのさー(ここだけ日本語)ジャパンタウン開いてるんだっけ?」ジャパンタウンというのはサンフランシスコにある日本のスーパー、お店やレストランが集まっているエリア。サンフランシスコに住んでいる時は週に何度か通っていた。紀伊國屋書店もある。急に聞かれて「うーん 日本食スーパーはずっと開いてるらしいけど紀伊國屋さんもやっと開いたかな。」サンフランシスコのお店事情はサンフランシスコで毎日働いてるあなたの方が詳しくないですかと思いつつお友達の美容師さんに聞いてみるわと電話を切った。9月14日頃から少しづつお店は開いているようだが全部開いてるわけではないらしい。帰宅した夫に「なんで急にジャパンタウンのこと聞いてきたの?」と尋ねると「だって君は日本人だから。」えええそれが理由か。じゃあ大坂なおみちゃんにでも聞けよ。驚いてる私に夫は「僕の部下で日本のフィギュアとかを集めてる人知ってるでしょう?」そういえば前回私が帰省中に何でもいいからガンダムのプラモデルを買ってきてと急に言われたことがあった。なんでもいいというのはすこい困るリクエストだったが急いでアマゾンでオーダーして買って帰った。おそらくその部下さんはもっと情報を夫に話してるはずだがうちの夫を通過することにより情報量がめっきり減り、私にしてみれば無茶ぶりだ。もう慣れたけど夫には入ってきた情報を簡素化するソフトウェアがインストールされていると信じたい。しかもアップデートできないやつ。その部下さんがジャパンタウンの中のプラモデルなどの専門店に行きたがってるがずっと閉店しているらしい。あのお店は所狭しと商品の箱が山積みで歩く場所もないくらいだったのでコロナ禍での営業は難しいかもしれない。きっと部下さんは最近奥さんはジャパンタウンとか行かれてますか?という聞き方だったのだと思う。とはいえこの夫の無茶ぶりが時折入ってくる悲しいニュースやふとずーんと重たくなる気持ちを軽減してくれているのはありがたい。でもあなたのおかげでちょっとは気持ちが助かってるよなんて言おうものならますます調子に乗るのでやめておく。

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