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メーテルの乱 後編

あのー冷凍讃岐うどんは2個で一人前ですよね? 一応確認したいきこぺんアロハです。

突然の義母メーテルから日本行きツアー企画もいろいろあったがやっと進んだ2017年の9月。のんびりしていた夜、携帯に義母から電話がかかって来た。
「旅行代金のデポジットだけどキャンセルしたら返ってくるわよね。」(はいっ出たーいつものごとく挨拶も前置きも何もなく)


私は、すぐに義母が旅行会社に送った契約書のコピーを取り出した。今なら払った全額返金されるが時間が経てば何%か引かれてしまうようだ。キャンセルってこの人何言ってんだろうと思いながら理由を聞いた。
「あの例の国から日本にミサイルが飛んでくるようだけどみんな日本へ行くのが怖いって言い出してね。」
2017年の夏の終わり、確かにニュースで報道されたあの弾道ミサイル。本当にそれが理由なのかわからないけど散々騒いで企画したツアーはあっさりキャンセルとなった。ええあっさりバッサリ。怒りを通り越して力が抜けた。多分あんぱんマンの顔がない状態。ジャムおじさーん!


弾道ミサイルよりお前の方が突然やってきて怖いやんけと思いながら返金に関してはもう義母に直接旅行会社に電話するよう伝えた。桜は絶対見れるのか?15人も参加者がいるんだからコミッション(義母に)はないのか?旅行中の夕飯はどうしたら良いのか?ホテルに英語ができる人はいるのか?などなどの無理難題も交わしながらやっと決まったのにそしてJAL。これを逃したらもう一生JALには乗れないぞ(意味不明の怒り)。


夫も私がいろいろやっていたのは良く知っていたので怒っていた。どうせなら楽しんでほしいのでツアー参加者に配るしおりも準備していたし、チキン全般(なぜか卵はオッケー)が食べれない義母の為に日本のレストランで提示するサインカードも作っていた。キャンセルしたツアーのことはあの電話以来話さなかった。それからしばらくは義母に関わらないよう私達夫婦は家族の行事はお誘いがあっても一切パスした。文句を言ってもしょうがないし、デポジットは全額戻ったはずなので私は気持ちを切り替えて自分の家族にフォーカスした。消化しないといけない有給が山ほどあった私は10月の初めに急遽日本へ行く用事ができて1週間帰省した。シカゴの妹たちもタイミング良く呼び寄せて父念願の可愛い甥っ子とに旅行を実現した。仕事も忙しかったが11月も日本へ私だけ2週間以上行ったり、義母宅には近寄らず平和な日々が続いた。そして避けては通れないクリスマスとニューイヤーイブも義母宅で例の茶色い食事だけ頂いてご近所の友達のおうちで過ごした。

2018年にもう一度日本へ義母を連れて行った話はまたそにうちに書こう。あと同居していない姉(点滴じゃなかった天敵)は3回ほど日本行きを試みているが必ず行けない話も書かなきゃ。

いろいろやらかしてくれるこの方から皆さまにメッセージがございます。

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週末お仕事の人もいるかもしれないけどどうか良い週末をね。私の写真をこするとミラクルが起きるかもよ。ヒーヒッヒ。





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