8月27日
外の焦げ臭い匂いのは随分おさまった。まだまだ山火事の消化作業はあちこちで続いているらしい。なんとかおさまってほしい。
写真はずっとずっと食べたかった普通のカレーを近所の日本人のお友達が作ってくれた。このゴロゴロじゃがいも、人参、ホロホロの牛肉美味しかった。まだ冷蔵庫に少し残っているので今日の私のランチにしよう。カレーは時々ものすごく食べたくなる。我が家には鶏肉アレルギーのおばあさま達がいるのでチキンエキスの入ったものは作らないようにしている。ベジタリアン用のカレールーも最近見かけるがやはり普通のが美味しいと思う。義母と叔母はどういうわけか昔から鶏肉がダメらしい。何故か卵はオッケー。義母と日本を旅した時もそれは大変だった。洋食も中華もチキンエキスが入っていることが多いので和食があって本当によかった。和風スパゲティでさえ念のために注文前に聞くとチキンエキスは入れてますのでと言われた。義母はサバ塩とご飯があれば満足してくれた。後はホテルのバイキングで蟹の足を20本くらい大好きな赤ワインと一緒に食べて幸せそうだった。一度、居酒屋に入った時に義母のためにカレイの唐揚げと夫用に鳥の唐揚げをオーダーした。それぞれ喜んで食べていた。ふと気がついたのはきっと同じ油で揚げているだろうということ。お店は悪くないが私が気がつくべきだった。時すでに遅し。義母はカレイの唐揚げをバリバリと骨まで全部食べ終わっていた。その時は3人旅だったのでどこに行ってもホテルはベッド3台の部屋で一緒に泊まった。最近はバリアフリーの部屋もかなり増えたがちょっとした段差がある日本のホテルの部屋に一人で宿泊させるのは心配だったのだ。とにかく様子を見ようと自分を納得させた。何かあったらすぐ病院へと頭の中でシュミレーション。翌朝まで何事もなく、義母は元気そうだ。ホッとしたと同時に本当は意外と大丈夫なのかしらという疑問も芽生えた。でも以前中国を旅した時にやはり体調を崩したと言っていた。義母は、ひどい目にあったのよと言っていたがそれは同行者のセリフだろうと思った。疑問を抱きながらも2回目の日本旅行も気をつけて和食中心にして無事だった。コンビニの鮭おにぎりをとても気に入ってくれたのでしょちゅう買っていた。夫が義母と一緒だとラーメン屋や美味しい中華屋に行けないと不満そうだった。鶏肉がダメな義母、魚介がエビとホタテ以外ダメな夫。私は自分一人で日本に行くのが一番楽。去年の2月に義母と夫と私の3人で2泊3日でラスベガスに行った。その時は別々のお部屋にしたがランチを食べた後、出かけようと義母を誘いに行くと顔が真っ青になっている。少し横になりたいと言われふと考えた。バイキングスタイルのランチで義母はクリーム系のスープを小さいカップで飲んでいた。日本では私が気を張っていたがアメリカなので本人がわかると思い、いちいちチェックしなかった。「あのスープだわ」忌々しそうに義母が言う。1時間ほどで義母は回復したが日本に行った時、本当に何も問題なくてよかったとこっそり胸をなで下ろした。
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