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夢日記#5 Fight or Marriage?

こんなゆめをみた。

校舎の階段を降りている。
くすんだクリーム色、リノリウム張りの緩やかな階段を一階まで降りると、保育スペースがあった。

保育士さんが一人、幼児の相手をしている。別の用事があるらしく、「ちょっと待っててね」と離れようとするのに、つきまとって邪魔をしている子どもがいる。三、四歳の男の子だ。代わりに相手をしてやろうと近づいた。

子どもは、わたしのほうに向き直って、ボクシングでもするようにポーズをとり、「たたかいだ!」と呼びかけてきた。いくら小さい子どもでも、いわゆる〈戦いごっこ〉をすれば痛いだろうからやりたくない。
「たたかいは、いやだなあ」
本気で答えたわたしに、子どもはニッコリ笑って
「じゃあ、結婚する?」
と言った。そこで、両手を取り合って、いっしょに結婚行進曲を歌った。

♪たーたーかたー たーたーかた
 たーたーかたーたーか たーたーかた♪

そして、腕を組んで歌いながら出口のガラスドアへと歩いて行った。ドアの外には、とても若い、その子どものお父さんがお迎えに来ていた。お父さんは、お辞儀をしてわたしに言った。
「ありがとうございました」

つかの間の新郎新婦だったわたしたちは、バイバイをして笑顔で別れた。

(結婚行進曲は、ワーグナーのほうでした。メンデルスゾーンのほうが一般的な気がする…)

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