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他人に託す勇気

お仕事トーク。というかまたまた店長トークです。

最近、おおごとではないんだけどなんか微妙にトラブってるというか、うまくいってない店舗がちらほら。
店長が、仕事できすぎちゃうパターン。あるあるですが。

なんで店長のAさんだけが毎日〈遅番〉なんだろう?
とか、
残業が多すぎるらしいけど、Bさんだけ?社員三人いるけど?
みたいなね。

三十年弱の社会人経験からしみじみ思うのですが、
『(職場に)私がもう一人いればいいのに』
と思ったら危険信号だよ。
いっぱいいっぱいになってませんか?
「私がやったほうが早い」
「これは重要だから私がやらなきゃ」
「ミスを指摘して嫌な顔されるより自分でやるわ」
それ、あかんて〜〜〜。

現場の仕事をバリバリ回すのは店長じゃなくていいんすよ。
そして、いろんなタイプの従業員がいるからこそ、いろんなお客様や思いがけない状況にも対応できるんだよ。
わたしが二人いたら、得意なことはそりゃあ二倍できるかもしれんが、苦手なことは苦手なまま。新しい視点も発想も難しい。

仕事がたいへんなとき、自分が頑張ってなんとかするのはちょっと待って。
周りの人に仕事を振りましょう!意外とみんな、声かけられるのを待ってくれています。ほんとに。
勇気を出して周囲に助けを求めたら、ここからさらに大事なのは、見守る&サポートする&感謝すること。
そのためには、周りがよく見えてないといけないし、心に余裕がないといけない。これって人類みんなけっこう苦手なものみたい。

チームで対抗戦をするゲームのメンバーにAIを加えたら興味深い現象が現れました。AIも最初はうまくプレーできませんが、あっという間に学習して上達します。そして、どのメンバーよりもうまくなったAIがとった行動は、リーダー役ではなく、他のメンバーをひたすらサポートする、というものでした。これはAIが優しい心を持っているからではなく、そうしたほうが勝てる確率がアップするからです。人間同士の意思疎通ができていないところをAIがカバーしてくれていたのです。

日経ビジネス THE NEXT X 変革の扉  より
↓元サイトはこちらから


仕事はチーム戦なので、エースが一人で頑張って一時的に成果が上がったとしても、持続可能性は低い。成果が上がったとき、「みんな頑張ったよね」ってなると、次につながる。仕事は、毎日毎日毎日…あるから。

でもでも、ぶっちゃけ仕事できない人だっているし、全員が貢献することなんてあるの??と思います?
はい。
少なくとも、全員が貢献した気持ちになることはできる。
そこはまたあらためて書きますね。

では、仕事もほどほどに、
ちゃんと食べてちゃんと寝ましょうね。




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