奇跡のような日々2

彼とイベントに行く日私は仕事が休みでその日一日中ずっとドキドキが止まらなかった。ドキドキしすぎて死ぬのではないかと思ったくらい。

行く方向が彼の家方向の先だったので迎えに行った。助手席に初めて彼が乗った。2人きりの空間にドキドキして苦しくて嬉しくてワケの分からない感情だった。

イベントが終わり、帰るのかご飯に行くのか内申ドキドキしていたら彼からメシ行きましょうと。嬉しかった。とても。

そこで私の脳内はフル回転。年下の男の子が好きそうなガッツリ系飯を探す。探してたどり着いたお店はみごと彼が気に入ってくれた(後にデートでは定番となるお店)

普段はジャージ姿しか見た事がないので私服姿にめちゃくちゃときめいた。かっこよかった。他愛のない話を沢山した。とても楽しかったし彼も楽しそうだったと思う。

お会計は何故か彼が奢ってくれた。パニックになった。もしかして彼も私を?と一瞬過ぎったがそんな訳はない。お礼を言い次は私がと伝えた。

そこから何故か毎日LINEが続いた。何故か分からない。一日中LINEをしてた。それも一通ではなくて一度に三通くらい。毎日届くのだ。朝起きた時。お昼休み。仕事終わりに。俺通信が届くのだ。

今からトレーニングです。今仕事終わりました。疲れました。等

私が返してるから返してくれるのか何故なのか考えれば考えるほど分からなくなった。

サークルでも普通の対応。だけど必ず話しかけてくれた。2人の秘密のことのようでとてもドキドキして嬉しかった。

この前奢ってくれたので次は私がと次のデートに誘った。(私の中ではデートだったのだ)

そしてまた彼が気に入ったお店に行った。2人で鍋を食べた。やはりめちゃくちゃかっこいい。すごい楽しくてそこで初めて彼の元カノの話と顔を見た。めちゃくちゃ可愛い人だった。胸がとても傷んだが、それでもその話をしてくれるということは多少信頼されてるということなのかなとも思った。

サークルでもやはり話しかけてくれて誰にも言ってない秘密の話もしてくれた。とても嬉しかった。自分が特別なのだと錯覚してしまうくらいには。

そのうちクリスマスシーズンがやってきた。半ば諦めモードでイルミネーションを見に行きたいけど一緒にどうかと誘ってみた

そしたら

めっちゃ行きたいです!って

わざわざ休みを取ってくれてクリスマスイブイブに行けることになった。泣けた。嬉しくて。

その日は午後から迎えに来てくれて、助手席に乗せてくれて、飲み物まで用意してくれて、今まで見たことないお洒落な洋服でめちゃくちゃ髪形もセットしてあって全てが私の為だと思ったら感動して泣きそうになった。うれしかった。ほんとにほんとに嬉しかった。

道中は彼の好きな洋楽が流れる車内でとても楽しくお喋りしてほんとに幸せだった

イルミネーションまで時間があったので観光がてらプラプラ。彼の後ろ姿を眺めながらなんてかっこいいだろうと心の中で数億回思った。隣に並んで歩けるだけで幸せで楽しくて嬉しかった。

辺りは暗くなりいざイルミネーションへ。前評判通りそこのイルミネーションはめちゃくちゃ素敵だった。何より彼と見れているという事実がより景色を美しくさせた。このまま仮にこの恋が叶わなかったとしてもこの思い出だけで生きていけると思ったほどどうしようもなく幸せだった。

夜ご飯も一緒に食べた。隣に座るカウンタースタイル。そこで彼の幼少期の話、学生時代の話、ピアスが空いてる話などを聞いたり溺愛している甥っ子の話を聞いた。(個人的に家族の話などとてもプライベートなことを話してくれたのが爆上がった)

夜も更け帰ることに。歩幅を合わせて歩いてくれたこと嬉しかったよ。

帰りの車内もずっと楽しくて楽しくて帰りたくなかった。家まで送ってくれて、もしかしてもしかするともしかて?告白されたりしないかな?と思ったけどされなかった

3回目でなんにもないってやっぱりなしなんかなって思ったけどチャンスは自分から掴まないといけないんだよね。。

地元からこっちに帰ってきたら初詣に行く約束を取り付けた!!その時告白しようって決めたんだー。絶対自分から動くって。

クリスマス当日は練習日だったけど彼氏いませんってあからさまにわかっちゃうから行くの辞めちゃったー。そしたら彼も行かなくてまさか?!?!って思ったら友達とご飯行くんで練習行くの辞めました(笑)ってLINEが来てた

それを私に報告してくれるのが嬉しかった。理由があって休んだその理由を伝えてくれたことに。

年末になり彼は地元へ帰った。当たり前だけど連絡頻度は遅くなりこのままLINEがかえって来なくなるのではないか、めちゃくちゃ可愛い子がいるのではないか、彼女ができてしまうのではないかと色んな不安があった。だからこそ理由なく連絡できる名前が欲しかったし連絡したかった。

彼が地元にいる間とても長く感じた。こんなに年末年始が早く終ればいいなんて思った年はない。彼に会いたくてどうしようもなかったのだ。

早く早く彼に帰ってきて欲しくて安全に帰ってきて欲しくて会いたくてたまらなくてやっと初詣に行く日を迎えれた。

その日私はめちゃくちゃ当たると言われる占いに行った。

彼もあなたの事を大事に思ってるし、支えに思ってますよ!だから大丈夫ですよ!仮にダメだったとしてもそれはあなたの事を嫌いなんじゃなくて今は彼女が欲しくないだけだから。あなたを傷つけるようなことは言いませんよ。と背中を押してもらった。

絶対自分から言おうと。今日告白するってその時決意した。

仕事が早めに終わるという彼を迎えに行くことになっていた。占いのアドバイス通り赤よりのピンクのニットに白地に花柄のスカート。淡い色のコートにヒールのブーツ。女子力指数があるのなら100億点だったと思う。彼を迎えに行くまで心臓が暴れだしそうでしんどかった。

そして彼から連絡があり迎えに行った。久しぶりに会えて嬉しくて恥ずかしくてドキドキして爆発しそうだった。 

県外からも観光客の来る有名な神社へ行った。周りもカップルだらけで私たちも、もしかしたらそんな風に見えるかな?ってドキドキした。御朱印帳を持っていたので絶対今日の日付で書いてもらいたくて書いてもらった。少し遅くて色々閉まってたけど初詣にでかけられた。私の2020年パーフェクトイヤーが始まったと思ったよ。

夜ご飯はパスタ屋さんへ。この日の彼の服装もよく覚えている。私の為にセットされた髪の毛に淡いイエローのパン柄シャツ。個性的だけど彼によく似合っていた。

他愛のない話。だけど凄く楽しくて嬉しくてドキドキしっぱなし。もうこれが両思いじゃなかったらなんなんだと思う雰囲気は漂っていた。この後私は告白するんだって思ったらなかなかパスタは喉を通らなかった。

帰り道の車内の記憶はない。とにかくどんな風に伝えようか。それだけ考えていた。あっという間に彼の家へ。もう言うしかないと覚悟を決めた。

聞きたいことがあるんだけどいい??

そこから聞くまでに相当の時間を要した。めちゃくちゃ時間がかかった(笑)


私はすごく嬉しいんだけど、どうしていつもLINEを返してくれるの?

頑張ろうって思えるからです。

それは何枠ですか??

一緒にいて楽しい枠です。

私は友達としてじゃなく仲良くして欲しいです。好きです。


彼の表情を見ながら一つ一つ尋ねた。

まだまだ遊びたいと、そしてまだ結婚とかは考えていないから付き合うのは違うんじゃないかなって思うのと、私のことを1番にできないって趣味や筋トレがあるからとの答えだった。

そこで私も負けなかった(笑)これはこれそれはそれで考えればいいじゃん!

2人の押し問答は続き、ついに彼がそしたらとりあえず付き合ってみますか?重いのとかじゃなくてもっと軽い感じの

私はそうしたいです。と答え始まりました。

どうしたらいいかわからないのでとりあえず握手しますか?と彼は言うので私も4回握手した。(後に彼に触れるのは別れる時になるのを私はこの時知らなかった)

こんなこと中学生以来です。嬉しいです。と彼は照れながら言ってくれた。

こうして私の夢のような日々が始まった。




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