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大徳寺 瑞峯院の特別公開

京都二泊三日の旅でたまらなく痺れさせてくれたこちらの特別公開。
「瑞峯院(ずいほういん)」
京都市北区紫野大徳寺山内
1535年 キリシタン大名として知られる大友宗麟が大友家の菩提寺として建立。
創建当時から残る客殿と表門、唐門は国の重要文化財。「独坐庭」「閑民庭」はともに1961年に重森三玲が開祖400年遠忌を記念して作庭。やはり重森さんセンスある。。。重森三玲庭園美術館も行きたい。京都に1ヶ月滞在したいです。

大友宗麟とは?
大分県出身
北部九州を広く支配した戦国大名でキリスト教を信仰し諸外国と貿易したことで知られています。文化の受容には積極的で文化活動も活発であったそうです。
日本で初めて西洋医術や演劇、西洋音楽を取り入れたそう。
また私の大好きな狩野永徳を招き、自身が隠居していた城の障壁画を書かせたという記録も残っています。
性格はかなりの暴君だったらしいです。お気に入りの家臣だけを側に置き、気に入らないものは殺害までしていたそう。さらには家臣の妻を横取りして宴会を開いたり、、、キリスト教徒になった後も日向国の神社仏閣を徹底的に破壊するなど、、、性格わっるっ!!!笑
しかしキリスト宣教師の書では、温厚な性格であったと記述があり、どれが本当か情報がブレブレでわかりません。笑 
人から聞く人の話なんて事実と異なること多々ありなのでしょうがないですね。


こちら「独坐庭」
蓬莱山式枯山水庭園
砂紋で表現された強い荒波に負けず、立ち誇る岩で表された蓬莱山と島。
非常に力強くパワーをいただける場所です。
砂紋は毎朝こちらの住職さんが描かれているそう。脱帽。
美しい庭園を見せてくださりありがとうございます。自分の人生の荒波なんてこの砂紋に比べたら大したことないです。

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こちら「閑眠庭」

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確かに石の配置が十字架になっている!!!この時説明してくれたお姉さんに言われないと気づけなかった自分の感性の低さが情けなくなりました。笑
重森三玲がキリシタン大名で有名だった大友宗麟のことを想い、縦4つと横3つの7つの石で十字架を表現。万民の霊を弔っているそうです。何とも粋なことしてくれます。重森さん。大友さんも天国で喜んでる。。。(性格悪かった疑惑あるだけど、、、天国行けたのかなあ)


こちら茶室「安藤軒」
大徳寺山内唯一の逆勝手席の茶室なのです。
逆勝手とは?店前座に座る亭主の左側に客が着席する積構えを言います。なので席に入る足も通常右足からですが、逆勝手では左足。良い頭の体操になりそうですね。
まさに谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を体感。
温かなオレンジの太陽の光、それによって出来る影の形が美しい。
やはり自然と人間の創作物がうまく組み合わさったものを体感すると私は胸が高鳴ります。と同時に非常に落ち着きます。日本文化の美しさが誇らしいです。

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こちらの天井の高さによって、その下に座る人の位が比例します。

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本来であれば冬の特別公開だったのがコロナで3月29日まで延びていて「瑞峯院」をたまたま見ることができたのはラッキーでした★

ただ、本当にコロナ、、、そろそろ収束してください。行きたい場所に何も気にせず自由に行けるあの日々が恋しくないと言ったら嘘になります。マスクなしで口紅の色楽しみたいです。
でもコロナのおかげで新しく始めたこともあるし、自分の世界や価値観が大きく広がったりしています。そんな風に思える心の余裕が持てる自分の環境にも心から感謝しています。あと両親が産んでくれたこの半端じゃない健康な体は宝です。

そして家族、友達、仕事仲間に恵まれています。
自身と周りの皆さんの健康と平和に日々心から感謝しております。

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