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オンラインでの新しい学びの形?ブレンディッド・ラーニング

在宅勤務・学習ニーズの多様化などで、オンラインでの学びの設計が以前より重要になってきてます。
今回は、「ブレンディッドラーニング」を事例を交えて紹介したいと思います。

ブレンディッド・ラーニングとは

集合集合研修とeラーニングを組み合わせ、双方のメリットを活かした研修や学習の方法。学習の動機付けやスキルの習得を集合研修で行い、知識の習得はeラーニングで実施するのが一般的である。研修の時間や経費の削減だけでなく、それぞれの手法の特徴を活かした効果的な研修が可能になる。
--- 引用:ブレンディッド・ラーニング(Blended Learning) | 日本イーラーニングコンソシアム | https://www.elc.or.jp/keyword/detail/id=147

事例を交えた具体的な設計方法

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先日、この図のような設計で実施しました。
最初と最後に集合し、学習時間は個々のタイミングに任せる設計としています。

1.readyの場

まず最初は、一緒に学ぶ仲間を知ります。共通の目的を持った仲間を得ることで、人によっては切磋琢磨し、人によっては他者に貢献する人も出ると期待した設計です。
また、期間のスタートとゴールを明確にすることで、具体的な学習プランの設計にも役立つと考えます。

2.inputの場

学習・実践については各人の都合に合わせた計画化を推奨しました。
課題実施時の不明点などは、事務局がサポートできる体制にし、実施のスピード・タイミングは実施者がやりやすい方式を取ることで、ストレスなく学習に時間が割けることを期待しました。

3.outputの場

学習の成果を参加者同士で「発表・議論・フィードバック」の設計としました。学習や実践内容を自分の言葉で言語化するというプロセスが、学びの定着化に作用すると思っております。知識を得るだけではなく、他者に向けてアウトプットすることで、自身の理解範囲・不明点の明確化が出来たり、更に学習を深める効果があると期待します。

実施のメリット・デメリット

実際にやってのメリットとして、以下が挙げられます。

・各自のペースで進めることが出来るため、予定の調整が容易&参加ハードルが低い
・学習仲間がいることでの安心感・ヤル気が醸成される
・参加者の自主性を重視するため、運用コストに対する効果は高い

それに反してのデメリットとしては以下が挙げられます。

・学習時間が思ったよりも確保できないパターンがある
・進めていて不明点があった際に、質問の回答がすぐ得られない場合がある
・事務局として、全体の進捗が見えないため、フォローの必要性に杞憂する

まとめと考察

実際にやってみた印象としては、専門性の高い知識・能力に対しての実施において有効性が高いと感じました。「outputの場」で互いの知識・経験や調査結果の共有を行うことで、より専門性を深めたり、理解・新たな疑問の促進につながると思います。
もちろん、一般的なビジネススキルも良いと思います。
参加者同士の共通項となるテーマ設定を行うことで、発表の場の共感や深堀りの質問がより発生しやすくなることでしょう。

貴方なら、どんなテーマを学習したいですか?

Have a good life!!

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