哲学:中国思想「韓非子」を読んで帝王学を学ぼう!

古代中国の思想家、韓非子の視点から見た人間性

今日は、古代中国の思想についてやっていきましょう。特に、学生時代に私が好んで読んでいた中国思想の一つ「韓非子」の思想を学んでいきましょう!韓非子の思想は秦の始皇帝が熱心に学んだことによって帝王学ともいわれています。

「他人を信じる」ということについて、皆さんはどう考えますか?恋人や親友、家族など、身近な人々を信じることができるでしょうか。多くの人は、自分に近い人々には信頼を置くものですが、それは本当に純粋な信頼なのでしょうか。

韓非子は、人間の本質について極めて厳しい視点を持っていました。彼は、「人間は自分の利益のためにしか動かない」と断言し、愛や思いやり、義理や人情などの感情は、本質的には自己利益に基づくものだと主張しています。

たとえば、恋人同士の信頼関係を考えてみましょう。相手が浮気をしないと信じているかもしれませんが、韓非子はそれが本当の誠実さや愛情に基づくものではなく、単にリスクを避けるため、または他に選択肢がないからだと言います。

仕事や子育てでも同様です。一生懸命働く人は会社のためだと言われることがありますが、それもまた、上司に怒られたくない、真面目だと思われたいという自分自身の利益のためだと韓非子は指摘します。

韓非子のこのような考え方は、私たちが日常で経験する人間関係や行動の動機を根本的に問い直させます。このブログでは、韓非子の教えを深掘りし、私たち自身の行動や信念について考えてみたいと思います。それでは、韓非子とはどのような人物だったのか、まずは彼の背景から探っていきましょう。

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