桃里幹也

日記、レポなど。

桃里幹也

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最近の記事

プレイリストの衣替え

あ、今日は上着を着ていると、少し暑い。 そんなことに気付いて、この間まではあんなに寒かったのに、すっかり春になったものだと驚いた。 このところ、仕事をやめて家に籠ってばかりだったから、どうにも鈍感になっている。 そのせいで先日、一年前にやめたバイト先の後輩に誘われて外に出たが、上着なんて置いて来ればよかったなぁ、と後悔をしたものだ。 家の中はまだ少し肌寒いけれど、久々に浴びた昼間の太陽は温かく、道端には花も咲いていた。 私が蛹になっていても、季節は移ろう。 そんなこんなで、

    • それでもだらだら生きている。

      何をだらだら生きてんだ、という気持ちになる。 特にこんな雨の夜。 特別暗い歌を聞きながら、何かが酷く煩わしくて、けれどその正体も掴めないような、こんな夜。 自分のことが惨めで、滑稽で、とんでもなく情けなくなるのだ。 高校を卒業してやりたいこともなく、夢を追いかける振りをしながらそれを叶える気もなくて、なんとなくアルバイトをして嫌いな接客を十年も続けて。 なんとなく正社員になろうかと就職もしたけれど、営業なんて向いて無くて、金を払うメリットも見出せない商品を誰かに押し付けるこ

      • あっちもこっちも不安だらけ

        不安だ。 とりあえずは明日の面接が不安だ。 上手くいくか、失敗はしないか、受かれば新たな環境に身を投じ、落ちればまた面接まで漕ぎつけなければならない。 不安が連なっている。 まず上手くいくかどうかの不安、合否の不安、その先の不安。 受かるにしろ新たな環境でやっていけるか、仕事を覚えられるのか。不安が付きまとう。 しかし落ちれば次の企業を見つけなければならない、同じような条件の企業が見つかるのか、見つかってもまた落ちたら。 受かっても落ちても不安が付いて回るのだ。 とにか

        • 何者にもなれない私

          今日、とても嬉しいことがあって一頻り騒いでいたのだけれど、時間が経つと次第に冷静になって来て、同時に感慨深さが襲ってくる。 こういう時はつい自分について考えてしまうことが多いのだ。 そんな今日のテーマがこれ。 私は何者であるか。 結論から言えば何者でもない。 何者にもなれないのである。 私の好きな人が名誉ある賞を受賞し、とてもめでたい。 同時に、好きな人はこんなに素敵なことを成しているのだが、自分に支店を向けた時に、はたして私には何かが出来ているのかと考える。 いや、

        プレイリストの衣替え

          みきくらのかい第八回公演「いとしの儚」観劇してきた

          タイトル通りの話だが、 声優の三木眞一郎さんと劇作家・演出家の倉本朋幸さんによる「みきくらのかい」の第八回公演、 『いとしの儚』 に今回縁あって生の舞台を見に行くことができた。 念願のいとしの儚!!!! 当方、みきくらのかい自体は初めてではないが、何しろなまでの観劇は初。 最初にみきくらのかいを知ったのは、特別公演として配信限定の公演だった 『曲がり角の悲劇』 である。 これがもう、長さは一時間半強くらいなのですが(公演時間考えたら二時間はあった)、没入感がすさまじく、横

          みきくらのかい第八回公演「いとしの儚」観劇してきた

          「おどるポンポコリン」ってすごくない?って話

          タイトル通りの話なんですけれども、 「おどるポンポコリン」 ってすごくないですか? まあ説明をしなくてもみなさんご存じの通りアニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマ(一番最初は「ゆめいっぱい」がオープニング、「おどるポンポコリン」はエンディングテーマだった)で、長年本家のB.Bクィーンズをはじめ、色んな人のカバーで歌い継がれ、歌番組なんかでも当時の映像として流れることも少なくない。 「ちびまる子ちゃん」の歌と言えば? と問われたら、100人中99人は 「おどるポンポコ

          「おどるポンポコリン」ってすごくない?って話

          小説ネタのメモ①

          いつか書きたいなっていう話のメモ。 というより、とある毎年やってる朗読劇で一回くらいサスペンスっぽいものやってほしいな~やるならこんなのがいいな~って考えてたら思ったより面白いものができたのでメモしておく。 正直めちゃくちゃ書きたい。 都内某所である男性の遺体が発見される。 「これで、七人目か」 被害者は警察が追っていたある殺人事件の容疑者だった。 同様に事件の犯人とされてた人物が殺された事件がこれまでに六件。今回で七件目となった事件は、同時に容疑者死亡で不起訴・未

          小説ネタのメモ①

          人型人外が好きって話

          人型人外が好き、タイトル通りの話。 本当は文章を書くことについて投稿しようと思ってたんだけれど気分じゃなかったから楽しい話にした。 人型人外には夢が詰まってる。 重要なのは、あくまで"人型"であること。 見た目は人間の形をしているのにどうしようもなく人間ではない、人外である。そういうものが私は大好きだ。 人型人外の何が良いって、 見た目を寄せても人間になれないところが良い。 頑張って中身も人間に似せようとしていても、逆に見た目だけで中身はそのままなのもいい。 人間に溶け込

          人型人外が好きって話

          いつもの朝より晴れた空

           朝、ベランダの猫と言葉を交わす。  それが私の一日を始める合図だ。 「お前、今日も来たの? どこに住んでんだか知らないけど、毎朝飽きないねぇ」  くわっと欠伸をひとつ零し洗面所に移動すると、ミントの歯磨き粉を付けた歯ブラシを銜えた。  シャコシャコ口の中で音が鳴る。向こうでは猫がにゃあと鳴いて、頻度を上げて通り過ぎるエンジン音と、おはようを交わし合う子どもたちの明るい声。  ミント味を吐き出して水でゆすぎ、顔も水で洗う。  その内にやっと目が覚めて来て、タオルで水を拭っ

          いつもの朝より晴れた空

          放っておいてくれ

           今日で一番最低の気分だ。  切り替えが速い人間だとよく言われるし、自分でもネガティブな気分は引きずるだけ無駄、引きずっても仕方がない、それなら楽しいことを考えたい人間だから、それでいいと思っている。  しかし、そんな人間でも引きずってしまう、どうにも逃れられない最低な気分になることがある。  今日は、自分がその「最低な気分」にどうしてなったのか、そしてそれはきっと、現代において色んな人間がぶち当たることになるだろう問題なのだと言うことを、感情のままに書き綴っていきたい。

          放っておいてくれ

          Kiramine Presents 「Fan×Fun Time 2022」 名古屋公演5/29 千秋楽レポ

          ※このレポートはあくまでも主観で書かれたものであり、一介のオタクのパッションにより書かれたものです。文中、敬称略でメンバーをお呼びしているのでご了承ください。 ・オープニング 「キズナファンファーレ」  センターステージから出てきたのを隣にいたフォロワーさんに教えてもらいそっちを向いた瞬間、あんまりにも近すぎて崩れ落ちそうになった。  えっこんなに近いの、ってくらい近かった。あのレベルで近い座席に座ったことなかったから心底震えた。というか手も震えるし心臓バクバクするし息も

          Kiramine Presents 「Fan×Fun Time 2022」 名古屋公演5/29 千秋楽レポ