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ずっと近くにいてくれた君へ。

ムギ。
という子がいました。



小学校の頃家族でペットショップに行った時
あまり主張してなかった人生でしたがそこは
僕が結構ワガママ言ったらしいです。ぎゃいぎゃいと

「あの時は相当欲しかったんだろうね」と僕、

「ぶっちゃけね、全員飼いたがってたよ。
なんか、珍しすぎてびっくりしちゃってて」と母。

という経緯で我が家にやってきました。

冒頭のいました。
という通り今年の五月に亡くなってしまいました。
一年以上前にヘルニアになり、下半身付随でした。

びっくりした事に

僕は一人暮らしをしていたのでいませんでしたが
一度息を引き取って、息を吹き返したらしいです。

獣医さんから「奇跡の子」と言われたそうです。

なんか、あの、母から話を聞いた感じ母がずっと言っててつられた感があったんじゃないかと思いつつ。

まぁそれはいいとして。

不思議な子でした。

一年以上前に一度息を引き取って
ボーナスチャンスがまた1年間と
家族一同、喜ばしい事だと捉え
それでも、最後の方では少し、
少しだけ、「長くね?」と、
笑い合う事もありました。
とびきり図抜けて抜群に
愛らしくてかっこいい
のは勿論なのですが、
家族で誰かが落ち込
ん。この形もう無理だ辞めよ。

家族で誰かが落ち込んでいたら
妙に察して近くに来たり、

僕が少し道を踏み外した時
誰にもまだ言ってないのに察して怒ったり、
本当に不思議でした。すごい。かわいい。

そしていい子でした。

噛みません。
小さい頃は噛んでみちゃったりしましたが
そこをすぐ舐めてごめんなさいできたり。かわいい。

亡くなる瞬間は僕が道を正したての時でした。
帰るたびに怒られていました、ムギに。
アレから半年、少しは許してくれたかな。

✎︎____________

【小話】
ミニチュアピンシャーという犬種で選んだつもりでした。
亡くなった後に色々調べていたら妙に、違う犬種の
トイマンチェスターという犬種の特徴の方が一致してました。

あれ、トイマンチェスターだった?
なんじゃこりゃ、と少し家族と笑い合ったものです

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