見出し画像

世代論の落とし穴

課長が「今の40代は谷間の世代。上からはパワハラされて育った。やっと自分が昇進し、下に同じことをしようとすると即通報される。」という趣旨のことを言った。
いや、こき使う部下が潤沢にいて、何をおっしゃる。

自分の世代こそ大変。

ゆとり世代と嗤われて育った。
氷河期世代ほど騒がれないが、非正規雇用も広がる。
失われた30年。経済成長を感じたことなどない。
あるいは自分はアラサー男性だが、これから上の世代が「女性活躍」してこなかったツケを払わされ、昇進が遅れるのが見えている。
女性社員が産育休を取りながら昇進するそばで、おみこしを担がされる。
やっとマネージャーになったら、そのころには人手不足が進んでおり、こき使う部下もいなくなっている。はやりの「プレイングマネージャー」誕生だ。

と思ったら、動画サイトで「Z世代の特徴」をテーマにした動画発見。
その動画によると、Z世代は「タイパ」に拘り動画を高速消費、会社への帰属意識が薄く飲み会は参加しない...etc.
個人的には雑な一般化だと感じた。
Z世代当事者の怒りのコメントも見つかった。馬鹿にされる下の世代の気持ちもわかる。

ここからわかることは、①世代論というのはどうしても過度な一般化を含むため、当てはまらないケースが多い②どの世代も大変。「なんで自分達だけ…」と各世代が思っている

上も下も、そして自分たちも大変なんだなー。頑張ってて偉い!
そう思って、明日また月曜日から頑張っていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?