「最近の近況」 30歳 絶望ニート便利屋 IT系寿司屋で働きます
どうも、去年12月を全て精神病棟に捧げた絶望30歳ニート便利屋の菅原です。去年の9月ごろから本格的な鬱の波にはまりホントに自分の体なのか不思議なくらいに精神が死んでいました。具体的には毎朝起きてしまったという絶望感で始まり、夜には幻覚、幻聴にうなされ夜寝れず睡眠薬といった日々でした。で、入院することの大切さを医者に促されしばらくの間精神科に入院していました。そこから東京のとある寿司屋さんで働くことになった経緯についてまとめておきます。
3ヶ月前の自分
鬱になった要因はいろんなことが重なってのことだと思うのですが特に去年10月、11月はホントに周りの人、知り合いの経営者の方と比べて自分自身は仕事も続かず、人間関係も続かずでホントに「底辺な人間である」と感じて生きてる意味あるのかなあと毎日自問自答していました。そこである方に自分の状況を相談したところ今まで収入ばっかりみて仕事を選んでいたこと、自分より事業や仕事がうまくいっている人と比べているからそんなに悩んだりすると言われ、上ばっかりみることも大事だけどいろんな生活をしている人を知ることも大切だと言われました。そのアドバイスをもらい僕はゴミ屋敷清掃をやろうと思いました。
ゴミ屋敷清掃で学んだこと
10月、11月はなにもやる気がないときはホントにただのひきこもりでゴミ屋敷清掃がなぜできたのかは自分でも謎ですが自分が鬱状態であるというのもあってか精神が完全に死んでいるときに人がやりたがらない仕事を体験しようとゴミ屋敷を作るような精神状態の人はどんな人なのかということが気になり、10月11月だけで50件ほどのゴミ屋敷清掃の手伝いをしました。ゴキさん、ネズさん、強力な匂い、いろんなタイプの人とたくさん関わることができすごくいい経験になりました。いままで100種類ほどの仕事は経験しましたが中でもメンタルを鍛える意味ではかなりいい仕事でした。ゴミ屋敷と言ってもいろんなパターンでゴミ屋敷を作る人がいて
・一人暮らしの高齢者が片付け能力がなくなり死ぬまで片付けなかった場合 ・家族一人になんらかの問題があり部屋が異常に汚いことに気づかなくなっている場合 ・生活保護などをうけていてなにかしら個人に問題がある場合 ・ゴミをゴミだと認識できていない場合
などなどゴミ屋敷にしてしまう人にもいろんなパターンの方がいました。この経験からどのような状態になったら人間は精神が崩壊して悪化するとどんな家に住み始めてどんな人になるのかっていうのがよくわかりました。具体的にはゴミ屋敷にするような人はちゃんとした仕事についていない人や周りとの繋がりが疎遠になってる方が多く、自分の状況に気づいてないっていうパターンが多かったです。ゴミ屋敷清掃の仕事をしていろんな方をみて「自分より生きづらい人って世の中にたくさんいるんだな」と身をもって感じました。人間に上も下もないと思いますがいろんな人と関わるって大切だと身をもって感じました。
ゴミ屋敷仕事経験後、精神科入院
その後、12月に入って希死概念とやらがすごく、なにかあるといろんな物に頭をぶつけだしていたのでそのまま精神科入院という形になりました。この入院していた時間はゴミ屋敷清掃の仕事と同様にとても自分にとっていい時間になりました。今までの人生でだれも知り合いのいない場所でずっと一人で過ごすなんてことはなかったのですがゆっくり過ごすこともできアルコール依存で毎日ずっと潰れるまで呑んでいたお酒も入院期間中は完全に断酒して今では適度な量を呑む程度で収まっています。他にも精神科でもいろんな方を見ていてどうして人は病むのかとか精神的に落ちやすい人はどんな人が多いのかとか知るきっかけにもなりとてもよかったです。死にそうになったらとりあえず病院に入院するという選択肢があれば自分で死ぬという確率はかなり減らせると感じました。
寿司屋で働きだした理由
ゴミ屋敷で働き、精神科に入院していきなり寿司屋で働こうと思ったのは純粋に働いてみたい寿司屋さんと出会ったのと精神的に問題のある人は経済的、自分に自信を取り戻すような仕事につくべきだと改めて感じたからです。
ここ数ヶ月でいろんな人と出会い話をしてきて精神的に不安定になる人は金銭的にも余裕がない人の割合が多く、どこか自分に自信がないような人が多い印象でした。私自身も今年はホントに半分も働いておらず金銭的に余裕がなくなると自分にも自信がなく精神的にも不安定になっていました。今年1月になってから寿司屋も含めてとにかく毎日働くようにしています。なるべく朝からでかけるようにして、筋トレを毎日して、お金も毎日稼ぐ生活にしてからかなり精神的には安定しはじめました。お金を稼ぐ＝世の中に価値を与えられてるということというのを本や誰かのつぶやきでみましたがホントにその通りだなと思いました。毎日少しでも世の中に価値を与えていけるようにしないとなんか生きてる実感がなくなっていき病んでいくんですよね。
ということで便利屋仕事は今のところ続けつつ寿司屋さんで働いて自信を取り戻していきたいと思います。