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人と仲良くなるために

これを読む人の中には、誰かと仲良くなるときは気づいたら仲良くなっているもので、仲良くなろうと意識的に言動をとるものではないといった考えの人がいるかもしれない。もちろん、この考えを私は全否定するつもりはないが、少なくとも意識的に仲良くなろうとすることでより一層人と仲良くなれると私は思っている。

人と仲良くなるために大切なポイントを今後一つ一つ丁寧に紹介していく。
今回のテーマは「嘘をつかない」である。

<嘘をつかない>
いやいや、そんなこと当たり前だろ。と思う人がいるかもしれないが、
意外と人間は「嘘」をつかないことが難しいものだ。むしろ、「嘘」をつくことが得意な生き物であり、簡単に「嘘」をついてしまうと私は思っている。
別に、ちょっとぐらいの「嘘」だったらいいじゃないか、会話のテンポを崩さないために必要となる「嘘」もあるじゃないか、というように思う人もいると思う。だが、それでもダメなのだ。人間は、単純な生き物だ。一度「嘘」をついてしまうと際限がなくなってしまう。特に、一度「嘘」をついてしまった人に対しては、何度も「嘘」をついてしまうだろう。それくらい、人間は哀れで醜い生き物なのだ。仲良くなりたい人、好きな人、嫌われたくない人、そんな人たちに対する好かれたい、嫌われたくない、といった気持ちから「嘘」をついてしまうこともあるだろう。しかし残念ながら、どんな理由であれ「嘘」をついてしまったらその相手とは仲良くなることはできないだろう。信頼関係を築き上げることはできないのだ。
私たちには、「嘘」に対して敏感になる機能が備わっているのだ。昔から、「嘘」をつく人間は生存率を低下させる原因となるからだ。この機能を持ち合わせているおかげで、本能的に私たちは「嘘」をつくものを排除しようとするのだ。そしてそれは無意識にも行っているだろう。
長々と書いてきたが、要するに、「嘘をつく人は他人と仲良くなることは不可能であり、むしろ排除されるだけである」ということを言いたいのだ。そして気を付けたいのは、人間はとても弱いため、自分でも思いもよらずにいとも簡単に「嘘」をついてしまうということを認識することだ。これを自覚し、普段から「嘘」をつかないように意識しながら生活していくことを勧めたい。

補足
離れたい人には「嘘」を逆に使うことで離れることができる。
仲良くなりたくない、嫌いな人、合わない人、そのような相手には「嘘」をついてもいいだろう。もちろん、道徳的に許される範疇において。
例えば、次のような嘘は道徳的に許される範疇であり、相手と離れられる嘘だ。
相手「普段はどんな音楽を聴くの?」
あなた「音楽とか全く聴かないんだよ。(本当は毎日のように聴いている)」
このような嘘であれ、相手が気付くかどうかは別として、相手は嘘をつかれたことを無意識的に感じ取り、あるいはあなた自身が相手に対して嘘をつくことで無意識的に不愛想な態度をとることになる。
ただ、注意してほしいことがある。
「嘘」をつくことが癖になってしまうと、あなたに誰一人近寄らなくなってしまい、あなたは孤独になってしまう。したがって、どれだけ嫌な相手がいようがなるべく「嘘」はつかないように。


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