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ドラマ「ばらかもん」を観て

私の趣味はドラマを観ることである。
そんな私が夏ドラマでおすすめするのは、
「ばらかもん」だ。
軽く物語を説明すると、主人公は東京育ちの書道家で、書道における「平凡の壁」を乗り越えるために五島列島で隠居生活を送っている。そんな中、人の大切さを学びより素晴らしい作品を作れるように成長していくというストーリーだ。

そして、私が思う、この物語を通じて脚本家が最も伝えたいメッセージは、「人との繋がりの偉大さ」である。

第一話のあるシーンを紹介しよう。
主人公が東京から島に引っ越してきた初日である。主人公の荷物が家の前に届き、一人で運んでいた。一人ではとても半日で終わりそうにない荷物の量に嘆いていた主人公だが、そこで島の人達が次々と集まってくる。
皆平然とした顔で、決して手伝いという態度ではなく、一緒に運ぶのが当然かのように主人公の荷物を家の中に運んでいく。
主人公は思う。なぜ赤の他人の自分のために引っ越しの手伝いをしてくれるんだろうか。

そう、東京ではありえないことなのだ。
しかし、島はちがう。
島で生活する人達は、島民全員が仲間であり、助け合うことが当たり前なのだ。
このような状態を「共同体が個人を支えている」といえる。
つまり、共同体が個人を支えているような地域があれば、個人が困ったときに、周りの人が助けてくれるのだ。
このような地域で、人は生きてきた。
それゆえに、人間社会は繁栄してきたのだ。

だが、今は違う。
例えば、引っ越しの挨拶をすることも嫌がる世の中だ。(残念なことに私自身も正直面倒だと思ってしまう節がある)
こんな世の中では、人は頑張ることができない。誰かのために、ひいては自分のために生きることもできなくなってしまう。

このような問題意識から、きっとドラマ「ばらかもん」がつくられ、世に発信されているのだろう。

この文章を読んでくれた、正直読んでくれている人などいるのかわからないが、仮にも1人でもいたとして、そのあなたが、少しでも私の書いたことに共感あるいは反感するのであれば、ぜひ一度「ばらかもん」を観てほしい。

きっと、あなたにとって大事なヒントを得る機会となるだろう。

最後に
この文章は電車の中、あまりにも暇すぎたので、時間つぶしに綴ったものであり、物凄く薄い内容となっている。ここまで読んでくれたあなただけに伝えたい。

無駄だと感じた時間も決して無駄ではない。

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