見出し画像

満たされて…

Twitterから訪ねて来てくれたあなた、正直なところ、このタイトルと写真に「欲求不満のエロBBAがまたよからぬ妄想しているな?」と思って釣られましたよね?
ふふふ、残念でした。


1月最後の日曜日、ひと月後、83歳になる母が「歌うまおばあちゃんの音楽&お話コンサート~戦後から今、語り継ぐ未来へ」と題して地元商業施設のエントランスホールでコンサートを開きました。
母のために作っていただいたオリジナル曲や冬にまつわる歌10数曲、1時間のなかなかボリューミーなコンサートでした。
地元のテレビ局や新聞社のイカツいカメラも並び、たくさんの観客のみなさまにお聴きいただき、母もボーカルスクールの先生も満足したことでしょう。
もし、ご来場下さった方がこれ読んでいらしたらその節はありがとうございました。
(読んでないと思うw)

歌の他にトークコーナーがあり、戦時中の話し、母が子供の頃住んでいた地元の駅前が空襲に遭ったときの話しなどをしました。
若い方から「物資や娯楽の乏しい時代、何が楽しみでしたか?心の支えは?」という質問がありました。
それに対して「楽しみなんてありませんでした。食べ物があればそれだけで良かったんです」という答え。

マズローの5段階の欲求ってありますよね?生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認の欲求、自己実現の欲求っていうアレです。
戦時中はが安全の欲求が優先されるので、それ以外なんて考えられなかったそうです。
でも若い世代にはそれさえも想像できない。いきなり承認欲求や自己実現の欲求の話しになってしまっているんです。
それは世の中がコロナだなんだ言っても戦時中に比べたらものすごく平和なのでいいことかもしれません。
なにしろ自粛期間中、外に呑みに出歩けないことにストレス感じちゃう位ですからホント平和です。
医療機関で必死に働く人たちに少しは思いを馳せて欲しいですね(怒)
また、たとえ貧富の差が大きく貧しくても我が家がそうであるように少なくともこの国では生命の危険がせまっているわけではないのです。
そして母は戦後75年以上経ってやっと自己実現の欲求が満たされたのです。
今本当はとっても満たされた状態なのに5つの欲求が満たされたらさらに次の欲求が生じるのかもしれないですね。
一体次の欲求は何でしょう??

日頃の際どいツイートのせいで、匿名で書き込みできるサイトではすっかり欲求不満のBBAキャラを確立しているようですが、実際気持ちが満たされ、ゆとりがあるからこそ現実と心の世界を自由に行きし、心の遊びを楽しむことができるわけです。
まぁ、現実逃避という人もいるかもしれませんけれど、それはそれで適度であれば心が病むのを防いでくれるので悪くはないでしょう。

しかしながら、どうにも満たされないのはお財布の中身です。
食べていくにはじゅうぶんですが、人の欲望は底無しですからね。
EXITの兼近さんくらい達観していないと満たされることはないんでしょうね。
結局満たされているのかいないのかって話ですけど、心の持ちようで如何様にもなるということです。
無いものを数えるよりあるものを数えましょう。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?