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子どもが切り替えしづらい時にどうしますか?

まだまだ遊びたくて公園から帰れない。
夜ご飯の支度をしないといけないのに…

長い間テレビを見続けていてやめられない。
テレビは1時間までと決めているのに…

子どもが切り替えしづらい時、親としては、子どもの気持ちを尊重したいけれど、こちらの都合もあります。子どものためを思うと切り替えてほしい、と思うこともありますよね。


2歳9ヶ月の息子と生活。
先日、こんなことがありました。

バスに乗りにいこう、と2歳9ヶ月の息子と前日から約束していた。準備も済み、いざ出発!という矢先、「連接バスに乗りたい」と言う息子。息子の中では、連節バスに乗るつもりだったみたい。
バスの時間を確認すると、乗れそうな連接バスがない。そのことを伝えると大泣き。

泣き続けている息子。
こんな時、ならどうしますか?

大人の思考と子どもの思考の違い

大人の思考では、

・泣いたってどうしようもない。
・いつだって乗れるし、また今度乗ればいい。

思考で感情を抑えることができるし、先の見通しがもてるので、冷静に考えることができると思います。

息子に伝える言葉も、はじめは、そういう大人の思考から派生した言葉でした。落ち着くかと思いきや、ますます泣いて収集がつかなくなってしまいました。


イライラしそうになる気持ちを一旦落ち着かせて、子どもの思考に立ってみると、

・今乗りたい。
・乗れなくて悲しい。

子どもは感情の行き場をなくして、泣いているのだなぁと思いました。

では、まずその感情を受け止めてあげることが先決。

「乗りたかったね」
「乗れなくて悲しかったね」
「泣きたいだけ泣いていいよ」

ぎゅっと抱きしめながら、息子の感情を代弁することに徹しました。しばらく泣き続けていた息子でしたが、急にこう言いました。

「普通のバス、乗りにいこう」

自分で気持ちを切り替えることができたようで、内心びっくりしました。


感情を受け止めてあげることの恩恵

育児書などでもよく書かれていることかもしれません。

子どもの感情を受け止めてあげましょう。

実際に、子どもの感情をすべて受け止める気持ちで接すると、今回のケースだけではなく切り替えがスムーズにいく場合が多いような気がします。

「切り替えができる」ということ以上に、
「自分自身の感情を大切にする」という体験を積み重ねていくことも大切なような気がしました。


大人である私の感情も大切に。

ほんとは、自分自身に対してもそう。
大人になれば、大泣きするなど、感情を前面に出すことはほとんどなくなりますが、「うれしい」も「悲しい」も、否定することなく受け止めてあげられると、心が穏やかに、落ち着いていくことが感覚的にわかると思います。

感情を受け止めることが苦手な人は、
「自分の心の中の赤ちゃん」だと思って、
感情を大切にしてあげるといいのかもしれません。
(勉強不足ですが、インナーチャイルドって呼ばれているものかな?)

自分に厳しく。
ひとにやさしく。

じゃなくていい。

自分にやさしくあれたら、
ひとにもっとやさしく。

あれるんじゃないかなぁと思っている私です。


▼ こちらも参考になれば嬉しいです。





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