大事なひとからの手紙
スマホでポンとメールを簡単に送れる世の中。
LINEが普及したのは、2012年だという。
まだ10年も満たないのに、もう当たり前のように普及し、画面上で即座にやり取りができる世の中になった。
メールもLINEも使うし便利だと思うけれど、わたしは「手紙」が好きだ。
いつもはチラシや役所から届く文書など、味気ない郵便受けに、かわいらしい封筒がちょこんと入っているとき、心がはずむ。
この前、大事な人から手紙が届いていた。
LINEでの連絡が何かのトラブルでできず、どうしているのかと心配していた友人だ。
その人の字を見ていると、顔が浮かんでくる。
そして、離れている距離を埋めていく。
どんな気持ちで書いてくれたんだろう。
どんな気持ちで封筒を選んで、郵便局に行って…。
そんなことを考えると、ありがたいなぁと胸がいっぱいになる。
たった一通の手紙だけど、それだけで前を向いていこうと思えるきっかけをくれる。
手軽で便利なものも手放せないし、必要だ。
だけど、時にはゆっくりじっくり、不便だからこそ相手に思いを寄せる時間をくれるものを大事にしたい。
手紙から伝わるものは、文面通りのものだけではなく、目に見えない何かを伝えてくれる。
返事を書こう。
そして、今度は会って話がしたい。
サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。