深夜2時のアイデア ふたたび
また、不意にやってきた。2時40分くらい。
こんなアイデアが浮かんだ時もある。
→深夜2時のアイデア
夜、目を瞑れば、なぜか同じ景色が目に浮かぶのだが、その詳細な情景を描く作業が始まるわけである。
8年前くらいからそのイメージはあって、当初は意味がわからない妄想だと捉えていたが、だんだんとその妄想は現実味を帯びてきた。
縁側から見える子どもたちは思い思いに遊んでいる。わたしは縁側からその様子を眺めて、隣にやってきた小学5年生の女の子の悩みの話を聞いているときもある。
その日は、コーヒーを淹れていた。コーヒーのカップは子どもたちがデザインした絵が描かれていてスリーブやカップに採用されている。かわいいし、おしゃれだし、ほっこりする。
コーヒーはワンコインで飲めるが、ここに来た人が家にある使わない本や、みんなで食べていいよというおかしを持ってきたら、コーヒーと交換して対価は支払わなくてもいい。
本棚にはそうやって集められた本がたくさん並び、小さい子から中高生の子たちまで読めるようになっている。時には、大人も本を読むためだけに来てもいい。いただいたおかしは、放課後集まった子どもたちが休憩がてら、食べてもいいし、ママたちが集まって何か作戦会議をひらく時に食べるのも、おいしいひととき。
モノも人と人とがつながる一つだし、買ったり新しく作ったりしなくても共有することで成り立つ循環する仕組み。お裾分けの循環。
そんなことを頭に思い浮かべながら、すやすやと眠るのであった。
サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。