一家に一本金木犀。
あちこちお散歩していると高級住宅地や別荘地らしき場所に迷い込むことがある。そんな時は品のある方々がお散歩を楽しんでる様子にひっそりと紛れ込んでるのだけど、必ずと言っていいほど1グループにつき1匹のわんこがいる。大中小様々。ベビーカーだと思ったらわんこが潜んでたり。わんこわんこわんこ。もしかして土地を買う条件にわんこを必ず飼うが含まれてます?
それはそうと秋にあちこちお散歩していて気づいたことがある。田舎町に行くと一家に一本金木犀がある。こちらから必死に追いかけなくても、金木犀の香りからやってくる。金木犀パラダイス。そよ風が吹いてたりなんかしたらもう無敵。わたしも早くこれになりたい。家はいらないけど金木犀の木は欲しい。ど田舎で。
お庭の植木にオススメされてるのかと軽く調べたら植えてはいけないランキング1位に輝いてて笑ってしまった。あの香りがいいのに。風の気まぐれだからゆとりのある時にしか楽しめない。お家にあってなんぼの木。
思い返してみれば田舎の実家にも金木犀の木がある。当時はあまり意識をしていなかったけれど、金木犀の季節に窓を開けて読書をしているとフワッと香りが流れ込んでくるのがとっても良かったなと思う。
唐突に思い立って夜な夜な金木犀のシロップを作った。作るのは初めてだから試しに少しだけ、上手くいったらたくさん作ろ!と思ってたのだけれど、これを作ったあとに雨が降って花が全部落ちた。諸行無常。
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