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占いが当たらなくてもいい理由

2020年頃から占いが好きになり、日常的に西洋占星術とタロット占いをしています。最近ふと「占いが当たらなくても良い明確な理由」が頭に舞い降りてきました。自分へのメモがてらブログとして記録します。

占いと言えば「当たるか外れるか」が議論になりますが、当たらなくてもいい。むしろ、当たる当たらないを考えすぎるのは不健全とすら思います。そう考える理由を説明します。

占いが当たらなくても良い2つの理由

占いが当たらなくても良い2つの理由はこちらです。占いの目的に関係しています。

  • 占いを今後の人生の指針として役立てられたらOKだから

  • 占いにより無意識の考えに触れ、考えを深められればOKだから

それぞれ考えを書いてみます。

1.今後の人生の指針として役立てられたらOKだから

そもそも個人的に、占いの目的は「今後の人生をより良いものにするため」「より幸せに生きるため」のものです。

より良くするためには、受け身でいるだけでは不十分。自分で考えて、決めて、行動を起こす必要がある。ある程度の努力が必要である。

ただ人間、ずっと100%の力では頑張れないし、上手くいかない時もある。波がある。

その波を許容したり、行動量を調整したりするのが占いの役割だと思っています。

例えば「10月は運気があまり良くないので、大事なことは9月のうちに済ませましょう」と占い結果が出るとする。そしたら占い結果を指針として、8月を準備期間、9月を本番期間として行動を起こすことができる。

10月の運気が実際によかろうが悪かろうが、9月のうちに大事なことを進められたなら、その人の人生にとってはプラスになる。占いをしたことにより、行動に拍車がかかり、人生を進められる。

こういった使い方が、占いの良さだと思うのです。

例えば「11月は口論に注意」と占い結果が出るとする。そしたら11月はいつも以上に自分や他人に優しくして、口論にならないよう予防する。イラっとしてしまった時は「占いでもそう出てるから、仕方ない仕方ない。ゆっくりお風呂に浸かろう」と自分をなだめたり。

一つ指針があるだけでも、悪いことの予防や自分への許しが生まれる。

占いは、こういった使い方が良いと考えています。

自分の行動の指針として活用すれば、当たるも当たらないもあまり関係ありません。強いていうなら「良い占い結果を"当てにいく"」「悪い占い結果を"未然に防ぐ"」。そう考えると、占いが当たる必要はありません。

「今後の人生の指針として役立てられたらOK」は、主に未来を占う時に意識したい考えです。

2.無意識の考えに触れ、考えを深められればOKだから

占いには自己理解、自分との対話の側面もあります。

「あなたの性格は明るいです」と言われたとして。

「確かに明るい部分はあるなぁ。強みかも。」と感じるのもよし。

「明るいかなぁ?どちらかと言えば暗い気がするけど……。でも、人付き合いが苦手なだけで、考え方自体は確かにポジティブかもなぁ」と感じるのもよし。

「いやいや、どう考えても暗いよ。暗くなったのは確か●歳頃からで、きっかけは……」と過去を振り返るのもよし。

「明るい」というキーワードを真ん中に置きながら、自分と対話をして、考えを深められたらOKなのです。

普段一人で何かを考えると、どうしても「自分の想像の範囲で」物事を考えてしまいます。頭の中にすでにあるキーワードや、最近ハマってることばかり考えてしまう。

でも例えばタロットカードを一枚引くと、「自分の想像の範囲外」のキーワードが、突然頭の中に入ってくる。「正義感が強すぎる」「自由すぎて無責任」など。普段あまり身近ではない「正義感」というキーワードが与えられることにより、自分一人では思いつかなかった方向から考えを進められることもある。「正義感か…確かに言われてみれば、あんなにイライラしてしまったのは正義感のせいかもしれない。納得できるかも。」と思うかもしれません。

占いは、自分との対話に便利です。特に現在を占う時には、「無意識に触れる」という意識が合うと思います。

占いを当たる当たらないで考えるのはむしろ不健全

占いは「当たる当たらない」こそが本筋のようにも感じますが、当たる当たらないで考えるのはむしろ不健全かもしれません。占い結果が良かった場合、悪かった場合、それぞれどうとらえたらいいのか書いてみます。

占い結果が良かった場合:当てにいくために努力しよう

例えば、占い結果がすごく良かった場合。

当たること前提でいたら、「占い的に最高だから、何もしなくても良いや」と努力を放棄してしまうかもしれません。占いは一つの指針に過ぎず、人間としての自由意志と組み合わさって初めて効果が発揮されるものだと思っています。なので結果が良かったからといって努力を放棄してしまったら、それは良くない。仮に努力せず良いことが起こったとしても、それは偶然ラッキーなだけであり、今後のその人の力にはなってくれず、使い捨てのように落ちていってしまいます。

占い結果がすごく良かった場合こそ「本当にその結果を出してやる〜!当ててやる〜!」という気持ちを持って、できる最大限の努力をすると良いと思います。それで結果的に良いことが起これば、占いを上手に活用したことにもなるし、自分自身の成長も感じられるはずです。

結果的に悪いことが起こったとしても、努力したことが自分自身の成長につながるので、人生の長い目で見るとプラスになります。

占い結果が悪かった場合:回避するよう努力しよう

逆に占い結果が悪かった場合。

当たること前提でいたら、どうせ悪いことが起こると考えてしまい何もやる気が起きなかったり、気分が悪くなったり、占いをしてくれた相手または自分自体に腹が立ってしまうかもしれません。良い結果が出るまで繰り返し占ってしまい、指針迷子になることもあるでしょう。

悪い結果の場合、その悪い結果を回避するための心がけが大切です。

例えば「12月に恋愛の危機が訪れます」と出てしまった場合「最悪だ、どうせフラれるんだ」と思うのは占いの良い使い方ではありません。

「このままだと危機が訪れるだと…?あぁ、確かに最近夫への扱いが雑だったかもしれないな」「危機が来る前に、貯金のことを話し合っておこうかな」と回避・予防の方向に考えることが占いの良い使い方です。

悪い結果が出ても、それを最小限にする努力が大事なのです。結果より、方向性が大事です。

さいごに

占い結果が良い時も悪い時も、結局は人間の自由意志・努力の方が大切です。どんな結果であれ、結果を指針の一つとしてとらえ、自己との対話に使うことで占いはあなたにプラスをもたらしてくれます。

占いを指針・問いとして機能させられるように、自分の占いスタイルも少し変えていけたらと考え中です。占いは未来を断定するものではありません。指針や問いを授けることで、人生をよりよくするための、一つのツールです。

※視える力、感じる力をつねに発揮する霊能力者の方はこの限りではないと思います。わたしはそういった能力がつねに発揮されているわけではないので、霊能力者の方とはまた別だととらえています。

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