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旦那が廃村の古民家を買おうとしている

田舎暮らし中の29歳女です。

旦那が廃村(定義が曖昧です)にある古民家を購入しかけており(8割確)、持ち主に許可をもらったので家周辺を散歩してきた。

ちなみに旦那は築古大家をしており、家を買ったり直したりしているので、わたしのような素人よりは古い家に対する判断ができる。

厳密な場所は非公表だけど、千葉の田舎エリア。周囲には家が3軒しかなく、しかもすべて空き家。

購入予定の家は、ジャンルで言えば古民家。もともと茅葺屋根だったものを、ガルバリウム?で蓋をした感じの屋根だ。

持ち主いわく「1923年の関東大震災にも耐えたらしいけど、築年数は分からない」とのこと。

2019年の房総の大きな台風も空き家でありながら耐えているので、相当強いと思われる。

築年数が気になる。

持ち主一家のお墓を見ると、ひとりひとりに作ったと思われるお墓が並んでいた。

文字が読めないものもあるが、はっきり読めた中で最古のものは「天明○年」のお墓。

天明は1781〜1789年、江戸時代。約250年前。約250年前にはそこに人が暮らしていたことが分かるし、そのまんまの形で残っていた。

天明といえば、天明の大飢饉や田沼意次、松平定信などが出てくるあたりだ。杉田玄白や伊能忠敬も存命の時代。

日本史選択の者なら時系列を覚えないと点を失う、定番のあのあたりである。

その頃のお墓があるので、もしかしたら築年数も250年くらいの可能性がある。建築について全然詳しくないので分からないけど、もし屋根裏の棟札にいつ建築されたのか書かれていたら確認したい。

1923年の時点ではすでに建ってることが確実なので、あの古民家は、昭和生まれの可能性は無い。

大正〜明治の可能性があり、江戸時代に建てられた可能性も無いことはない。すごいなぁ…。

本当に購入するかはまだ分からないし、住むかどうかについてはもっと不明だけど、古いものや自然の流れに敬意を持ちながら接したい。

房総には素掘りのトンネルやまぁまぁ山っぽい田舎(?)がある。地元秋田の秘境に比べたら全然住みやすそうだけど、都会の近くであることを考えると、場面の切り替わりが多くて楽しめるエリアだなと思う。

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