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短歌・詩

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2017年9月の記事一覧

人と人とが会う理由

会う理由があるから会う人もいれば

会わない理由がないから会う人もいる。

愛の気付かせ屋さん

みんな私で愛を確認して

彼女のもとに戻ってく

約束

何度破られても

また約束してしまう。

人間

学ばない生き物だね。

何度も何度も期待してしまう。

破られることに慣れると

期待しなくなるのかなって思いきや、

そんなことない。

「次こそは…」って

ただひたすらに信じてしまう。

いつになったら

君に

愛想尽かすことができるかな。

あと何十回裏切られたら

やっと

愛想尽かすことができるかな。

もしかしたら僕は

無限に愛想

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信用

信用できるし好きな人。

信用できるけど好きじゃない人。

信用できないけど好きな人。

信用できないし好きじゃない人。

信用できるし好きな人とは、健全に関われる。

なんにも問題ないね。結婚してしまえばいい。

信用できるけど好きじゃない人とは、仕事がうまくできる。

プライベートまでは会いたくないけどね。

信用できないし好きじゃない人は、関わらなくていい。

お客さんとして関わらなきゃいけ

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愛と恋②

愛は信用できるもの。

恋はまだ信用に辿り着いていないもの。

愛と恋

愛は恋が古くなったもの

恋は新しい愛の種

ぬくもり

君が薄れていく

現実感が薄れていく

薄れていくそれを

僕はぬくもりと呼んだ。

僕の身体

冷めないで。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<解説>

遠くにいる好きな人から「ななが薄れてきた」と言われて浮かんだ言葉。

遠くにいるからって

なかなか会えないからって

気持が冷めるわけじゃない。

いや、彼は

たとえ気持ちが冷めたとしても、

それを

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熱伝導

抱きしめて伝えたぬくもりは

抱きしめなきゃ元には戻らない。

いつも寂しい僕達。

こんな冬に遠距離恋愛なんてしたら

すぐに冷たくなってしまう。

身体から始まった恋の末路。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

所詮身体から始まったような恋だから遠距離なんかしたら当たり前のように気持ちが冷めること、

離れてると物理的に熱は伝わらないこと、

冬なので外気が熱を冷

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神出鬼没な僕と君

どんな映画を見ても

どんな小説を読んでも

僕と君が出てきます。

短歌もどき

前髪を

切りすぎた夜、

「可愛いよ」。

笑ってくれた

初夏の幻

唯一知っている現代の短歌(?)、サラダ記念日の「寒いねと話しかければ寒いねと答える人のいるあたたかさ」の夏verのつもりで書いてみた。

前髪を切りすぎてダサくなっても、笑い飛ばしてくれる人がそばにいれば、そのダサささえ幸せに変わってしまう。「前髪をセルフカットする」という、お金に余裕のある且つおしゃれな人ならしないであろう

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握手会とお賽銭

握手会とお賽銭は似てる。

握手会。

お客さんは「応援してます」って言う。

言って満足する。

アイドルは嬉しい。

だけど、君に言われたから嬉しいわけじゃない。

誰でもいい。

誰からの「応援してます」でも嬉しい。

ただ、その「応援してます」という言葉にだけ価値がある。

お賽銭。

参拝者は「ちゃりん」ってお金を投げる。

投げて、祈って、満足する。

神社は嬉しい。

だけど、君が投

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軽い気持ちで

軽い気持ちで毎日を生きられたら

どれだけ楽だろう。

僕はいつも

重い気持ち。

ちょっとひざを擦りむいただけで

包帯をぐるぐる巻きにするくらい

昔っから

心配性。

傷つかないために

分厚い鎧で守ってる。

自分以外を信じちゃいけない。

自分以外に期待しちゃいけない。

どうせやつらは

都合が悪くなったら

私の下から去っていく。

一生一緒に過ごすのは、彼とじゃない。

結婚したとしても、彼は先に死ぬ。

一生一緒に過ごすのは、

ただ一人、自分だけ。