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琉球ゴールデンキングスの強さ

朝一のフライトで東京に戻っている機内にて昨晩の興奮を抑えきれずブログを作成しております。

あらためて琉球ゴールデンキングスの皆様、ブースターの皆様、5シーズン連続の西地区優勝おめでとうございます。bjリーグ時代から強豪クラブとしてバスケ界に君臨してきたキングスですが、その強さについて考えてみたいと思います。

西地区優勝セレモニー

まず、大前提はそんな簡単に真の強いチームになるなんて有り得ないということです。真というのは一過性ではなく安定して強いチームという意味です。まさに強豪校・伝統校のようなものですね。ユニフォーム見ただけで勝てる気がしなくなるというか、オーラのようなものを感じるというか。

まさに、チームのカルチャーだと思います。勝者のメンタリティのあるチームになるには、まず、上を目指して勝つことを目指す、勝てるようになったら、下のプレッシャーの中で勝ち続けることを目指す。紆余曲折を経てカルチャーは形成されていくのだろうと思います。やはり時間がかかります。

優れた選手は必要ですが、優れた選手を集めるだけで勝てるほどこの世界は甘くはありません。技術だけではない勝者のメンタリティを植え付けないとキングスのようなチームにはならないと断言できます。

キングスがその境地にたどり着くことができた源泉はと言われれば、木村社長が「沖縄を元気に」の理念実現に誰よりも本気で取り組んできたリーダーシップが大きいと思います。だからこそフロントスタッフ、選手・チームスタッフ、ブースター、パートナー、他全てのステークホルダーを巻き込んで大きなうねりを起こしたのだと思います。まさに総合力ですね。こんなクラブだからこそ沖縄アリーナが誕生したのだと思います。

沖縄アリーナ建設中
2009年沖縄アリーナへの夢を語った最初の記事
ローカールームにて

木村社長とは長い付き合いなのでご本人にも話していますが、キングスの試合、キングスの選手達のプレーは木村社長のパッションとプロフェッショナルを体現しているとも感じていました。勝ちたい、負けたくない、チケットを買ってご来場頂いているブースターの前で不甲斐ない試合はできない、だからこそ最後まで諦めずに全力で戦う。このキングスのスタイルが、今の常勝チーム、ブースターを惹きつけるチームへと導いたのではないでしょうか。

そんなスタイルに引き込まれることでブースターのボルテージも上がり熱い応援で選手達を後押しするこの団結の力こそが、どのチームもキングスのホームは戦いずらい所以なのだと思います。フリースローも外させるような。

優勝するには総合力が必要だと悟ったのは、bjリーグの最終シーズン有明でのキングス優勝の瞬間でした。チームだけ強くすれば獲れるもではなく、クラブが強くなる、つまり、ブースター、パートナーをはじめ多くのステークホルダーを巻き込み総合力を身につけた時、奇跡は起きると確信しました。

Bリーグファイナルまであとひと月、どのクラブの総合力が今シーズンNo.1なのか、そんな観点でも私は楽しみたいと思います。


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