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チェアマン3年目に向けて

本日でチェアマン就任から丸2年が経ちました。あっという間でしたというのが率直な感想です。Bリーグに関わる全ての皆様に御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

1年目は、コロナ真っただ中ということでただただ必死の毎日でした。肩肘貼りまくりでした汗。2019シーズンが途中中断してクラブ経営も相当傷んでいる中で、私がノーリスクで就任するわけにはいかない。就任時、マニフェストとしてリーグが掲げる目標を設定、万が一、未達の場合には相応の役員報酬を返上する!と意気込んでの船出でした。結果としてかなり自分に厳しい評価だったと思いますが、30%返納するというほろ苦い1年目となりました。

1年目は、大河さんが期中に辞任したことで2年目の任期を引き継ぐ形でしたが、2年目は、新たに信任を経て2年任期の1年目となりました。コロナの影響をどこまで受けるか未知数な時期の開幕、順調な滑り出しでしたが、ご存じの通り年明けのオミクロン株の猛威により1年目よりもダメージの大きいシーズンとなりました。

そして、明日から3年目に突入します。現在の理事会体制は、3か年の「中期経営計画実行内閣」として組閣されました。スポーツ界では珍しく中期の事業計画を設定し、目標とTO DOを明確にしたうえで結果を出すことを目指しております。また、結果を評価しやすくするということも意識しております。

常日頃より良いも悪いも評価が曖昧に任期が更新されていくようなことは避けたいと強く感じています。透明性高く、厳しい状況にさらされることこそが緊張感もありガバナンスにおいても重要なことであると思っております。私に限った話ではありませんが、なんとなくこのポストに居座るようなことがあってはいけないと就任時から強く拘っているところです。

毎月の理事会でも事業計画の進捗をご説明してご意見もいただく時間を設けております。出来る限り結果を出すために理事の皆様の知見をいただくとともにこのチェアマンで良いのか?ということを可視化することを意識してきました。

3年目がスタートする今、中期経営計画の2年目の内容の微調整をはかっていますが、明確に設定し、理事会、実行委員会でも共有、承認を得ます。3年目が終了した時点で任期2年間の評価を理事会、実行委員会にお諮りしてします。Bリーグは、公益社団法人、法人である各クラブの経営者が社員総会でチェアマンを決定するシステムです。このようなnoteもそうですが、理事会、実行委員会でも可能な限り情報公開してBリーグのトップについても事務局運営についてもさらされていき、評価軸が明確になるように努めていきます

Bリーグのおかれている環境は決して楽ではありません。3年目もコロナの影響を色濃く受けるでしょう、新たにスポーツくじもスタートします。EASLも始まりますのでリーグ運営の難しさは増していきます。この1.2年でスタッフの数もかなり増えましたので教育やマネジメント体制もレベルアップしていかなくてはなりません。

そして、何よりもリーグのシステムを抜本的に変える2026年将来構想にむけての準備も山積しています。2022シーズンから2026年将来構想(新B1)の審査対象にもなります。事務局スタッフの仕事量も爆発的に増えているのが実情です。

Bリーグにとっても勝負の7シーズン目となります。難易度の高い経営環境ではありますが、未来の成長戦略と足元の成すべきことのバランス感覚をもって前進させていきたいと思います。引き続き、結果に拘ってまいります

Bリーグに関わる全ての皆様、「クラブの成長なくしてリーグの発展なし、リーグの発展なくしてバスケ界の繁栄なし」3年目もどうぞよろしくお願いします


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