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Bリーグ6月理事会 No.1 〜違法薬物検査・来シーズンにむけたコロナ対策〜

本日、Bリーグ理事会がありました。終了後にメディアブリーフィングで公開させていただきました案件をここでも今日、明日2回に分けて端的にシェアしたいと思います。
 
①違法薬物検査結果

違法薬物の再発防止のひとつとして、薬物検査を不意打ちに行うことを開示することで抑止効果をはかる、と昨年宣言し、はじめて2021-22シーズンから実施しました。
結論は、1回実施、824検体を採取してスクリーニング検査で1件陽性、確定検査と呼ばれる再検査で陰性が確認されました。よって今シーズンは違法薬物はゼロという結果でした。継続することで浸透し、Bリーグが違法薬物に厳しいリーグであることを認知してもらえるようにしていきます。

②2021-22シーズン新型コロナウイルス感染症関連

2021-22シーズンは、選手・スタッフの陽性者数は、440名。昨シーズンの4倍。中止試合は、198試合、消滅試合が115試合。予定の10.6%の試合が消滅
ワクチン接種については、昨年11月末時点で2回終了選手は81.4%、スタッフは93%。3回目はシーズン中、過密日程の影響もありシーズン終了時点でほぼ未接種。

プレー歴による相手クラブ内の選手への二次感染率は、家庭内の二次感染より低いという結果になりました。感染予防次第でオンコートでの相手選手への感染確率は限りなく低く、自チームにおいてもオンコート以外(練習・食事など)の接触影響が大きいことがわかりました。

オフコートでの自チーム内の感染拡大の可能性を早期発見、感染拡大を防げるか、このあたりがキーになりそうです。興行時の来場者への感染実態については、案件は数件発生していますが、場内の濃厚接種者判断実績はゼロでした。現在のお客様向けの感染対策は一定の効果があることがわかっています。

最後に来シーズンに向けた課題、限りなく試合遂行していくためのポイントを整理いたします。ここを徹底して来シーズンのアグレッシブなリーグ戦の継続に繋げていきます。

①クラスター化を未然に防ぐ

早期に感染者を発見する検査手段の確立、リーグが実施する2週間に一度のスクリーニング検査では難しく、現場で発見する仕組みの導入。

②接触者の感染リスクを見定め、行動制限を限定的に

濃厚接種者判断など、この2年間実施してきた様々な取り組み、実験のエビデンスをもとにリスク評価行う。例えば、オンコートにおける感染確率は低いなど。

③個々の感染対策を継続

感染拡大と対策に対する気の緩みはリンクしていると推察しています。あらためてシーズン中の感染対策の重要性の喚起。3回目のワクチン接種の推奨。

この3つの観点をオフシーズン中にとりまとめ、ガイドラインへの落とし込み、選手はじめ関係各所との啓蒙活動の実施をしていきます。

最後に、声出し応援についてのBリーグのスタンスは、満員のお客様を会場にお迎えすることを最優先にして声出しマスク有り→声出しマスク無しの段階的な実現を目指して協議を重ねていきます。現在のルールでは、お客様に声出し応援を許容するなら50%の入場制限に逆戻りとなります。

本日は、今期最後のBリーグ理事会、リアル理事会後に一部の理事・監事、リーグスタッフと懇親会を実施。やはりリアルが良いですね。何よりも琉球の木村社長をみんなで見送ることができて良かったです。木村社長、4期7年、理事としてもBリーグに力添えをいただきましてありがとうございました!


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