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ADHDとASDの私が休職した話① 〜休職したきっかけ〜


これは長くなる予定なので、①〜⑤まで分けることにした。
今回は第1弾。

①休職することにしたきっかけ

結論。6月末から苦手な電話対応をするようになったのが原因で、適応障害になったから。

そもそもの話、世の中が「コロナ流行ってるぞ〜!」となりだした頃から、仕事が忙しくなった。

ざっくりとした私の仕事内容は、店舗PR動画の撮影・編集。
それで、コロナが流行りだして「うちの店はこんな対策しながら営業していますよ!」「テイクアウト始めました!」ということを見せる動画を作ってくれ、という依頼が増えた。
(自分も周りも忙しくなるとテンパってしまって、神経過敏になって、いつも以上に疲れも取れにくくなるし、ストレスが溜まる日々だった。悪循環すぎる。もう戻りたくない。)

そこで私に任されたのが、本当に苦手な電話対応
でも営業かけたりお客様対応の電話ではなく、撮影依頼がきた店舗や責任者に、「撮影日いつにしますか?」のアポ取りを行うというもの。
(私の会社は月〜金の10:00-19:00勤務、コロナになってからは完全リモートワークだったけど、私は会社の近くに住んでいて徒歩通勤できて感染リスクを抑えることができたのと、家では全く集中できないタイプだったので、特例で出社していた。
そもそも普段の電話対応は総務の方が行ってくれていたので、誰も社用携帯を持っていなくて、このアポ取りのタスクができたとき、唯一出社している私が事務所の電話で対応することになった。)

私たちは撮影を依頼されている身なので、断られたり怒られる心配はほとんどないけど、普段から電話をかけるという行為が怖いから、事務所の子機を持ったまま電話番号を押せずに30分過ぎるなんてざらにあった。
1件かけ終わって、情報整理してスケジュール確認してまた2件目かけないといけないのに、やっと1件終わった安堵感とまた違う人にかけないといけないのかというストレスで、全然進まなかった。

顔が見えないことがとても怖い、今忙しい時間だったらどうしよう、電話対応下手だと思われたらどうしよう、私のせいで会社のイメージを下げてしまったらどうしよう、怖い人だったらどうしよう。
こんなことばかり考えてしまって、1日30件ほど電話しないといけなかったのに、電話せずに「担当者不在」などと、アポ取りリストに嘘のメモをしていた。

事務所に1人だったら、どんな対応していてもバレないからまだ少しは気が楽だったけど、1週間経ったくらいでプロジェクトリーダーが私のアポ取りの遅さを心配したのか、出社するようになった。
(リーダーも事務所から近いところに住んでいるため、出社OKになった。)

これで事務所に私とリーダーだけという環境になってしまい、1件1件の電話対応をリーダーに評価されているように感じてしまって、余計プレッシャーとストレスが増えた。

それで6月末から週に4日遅刻、1日欠勤などするようになり、なかなかフルタイムで働けなくなっていった。

もうどうにもできないくらい心がきつくて、トイレで泣いたり、呼吸が浅くなったり、まず入眠時間が遅くなってせっかく寝れてもすぐに目が覚めてしまうようになったり、集中力もなくなって。
電話対応と同時進行で進んでいるタスクにも手をつけられなくなって。
撮影に行っても頭回らなくて、事務所帰ってデータ見たら「何でこんな撮り方したの?」って思うくらい酷いものばかりで。
LPとかバナーのデザインもしないといけなかったけど、デザインの頭も使えなくなって。使えないというか、頭回らないからいい色も配置も文も出てこなくて。


もともとADHDとASDの関係で月1通院してた時に、先生にこの話をしたらここでも話したように適応障害と診断されて、7月末から休職することにした。

ほんとに診断されてよかったなぁ。
その時は客観的に自分が今どういう状態なのか全く分からなくて、ただただ苦しかったから、公的に休める理由がもらえて安心した。

診断されたから治るものじゃないし、休職したら治るものでもないけど、一旦休んでいいよって認めてもらえたのが嬉しかった。


長くなったけど、休職までの流れはこんな感じ。
次は休職してからの生活、休職中の過ごし方とか書く。
元気な時に。



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