不愉快なニース31  パレスチナ

・3/17。[ワシントン 17日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は17日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で死亡した子どもの数が1万3000人を超えたほか、多くの子どもが深刻な栄養失調状態で「泣く力もない」状況にあると報告した。ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長は米CBSニュースの番組で、「このほか数千人が負傷し、どこにいるか特定すらできない。がれきの下になっている可能性もある。世界の紛争の中で、これほど多くの子どもが死亡した例はかつてない」と述べた。また、「深刻な低栄養性貧血の子どもを収容している病棟を訪れたが、病棟全体が完全に沈黙していた。乳児を含む子どもたちには、泣く力すらないからだ」と語った。3/13。ガザ地区の支援を担っているUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長はガザ地区で亡くなった子どもの数が、ことし2月までの4か月間で、2022年までの4年間に世界の紛争地で亡くなった子どもの犠牲者数を上回ったと明らかにしました。4/20。パレスチナ自治区ガザの保健当局は19日、イスラエル軍の攻撃によるガザの死者数が計3万4千人を超えたと発表した。 国連によると死者の3分の1近くにあたる1万人以上が女性だという。

・4/1。「長崎や広島のように」 ガザ衝突の「手っ取り早い」終結、米議員が主張。(CNN) 米共和党のティム・ウォルバーグ下院議員が、パレスチナ自治区ガザ地区の戦争について「手っ取り早く終わらせるため、長崎や広島のような」爆弾を投下すべきだと発言した。本人は比喩だったと主張している。ウォルバーグ議員は3月25日に地元ミシガン州で行った演説の中で、ガザ地区に対する支援を打ち切るべきだと主張して、第2次世界大戦中に米国が原爆を投下した広島と長崎に言及した。SNSに投稿された動画には、ウォルバーグ議員の音声が収録されている。米国がガザの人道支援のために仮設の港を建設する理由について質問された同議員は、これ以上のガザ人道支援はすべきではないと述べ、「我々は人道支援にびた一文使うべきではない」と力説。「ナガサキやヒロシマのようにすべきだ。手っ取り早く終わらせよう」と語った。

・4/21。イランとイスラエルの緊張が高まる中、アメリカ議会下院は、イスラエルへの支援として総額およそ263億ドル、日本円にして4兆円余りの緊急予算案を超党派の賛成多数で可決。2022/12/8。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した軍需産業に関する新たなデータによると、世界の軍事関連企業大手100社による武器および軍事サービスの2021年売上高は、前年比1.9%増の5920億ドル(約80兆円)に達した上位100社の総売上高のほぼ3分の1は上位5社によるもので、すべて米国の企業だ。Lockheed Martin(ロッキード・マーティン)、Raytheon Technologies(レイセオン・テクノロジーズ)、Boeing(ボーイング)、Northrop Grumman(ノースロップ・グラマン)、General Dynamics(ジェネラル・ダイナミクス)だ。これら5社の売上高は合計で1920億ドル(約26兆円)だった。

・5/6。東京・渋谷で反戦行進 デザイナーや音楽家ら参加 (毎日新聞)>。 集まった約1500人(主催者発表)は、「ストップ ジェノサイド」などと書かれたプラカードや花を手に「戦争反対」と声をあげながら都心を歩いた。5/11。渋谷で「民衆蜂起」 反戦訴え 在日パレスチナ人らが抗議デモ。(毎日新聞)>パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに世界各地で抗議デモが続いている中、東京・渋谷でも11日、デモ行進「インティファーダ・マーチ」があった。パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに世界各地で抗議デモが続いている中、東京・渋谷でも11日、デモ行進「インティファーダ・マーチ」があった。

・5/9。原爆投下「戦争止めた」 米国防長官、議会で見解。グラム上院議員(共和党)の質問に回答した。グラム氏はまず米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長に「広島、長崎への原爆投下を支持するか」と尋ね、ブラウン氏は「それが世界大戦を終わらせた」と語った。オースティン氏はその後に同じ質問を受け、「議長(ブラウン氏)と同意見だ」と述べた。このやりとりは、米政府がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの本格侵攻に対する懸念から、イスラエルへの大型爆弾輸出を停止したことに関し、グラム氏が批判する文脈で飛び出した。グラム氏は「負けるわけにはいかない戦争で、イスラエルに必要なものを与えるべきだ」と訴えた。 

・5/10。「1968年の悪夢」は繰り返されるのか…アメリカの「反イスラエル」学生運動で「ジェノサイド・ジョー」と非難されるバイデン大統領の窮地。コロンビア大学では4月30日、学内に立てこもった学生たちを、強行突入した警官隊が排除して、連行した。同じ夜、西海岸のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でも、抗議のキャンプを張った学生たちと排除しようとする学生たちが激しく衝突した。学生たちが張ったキャンプは多くの大学で撤去され、抗議行動はいったん下火になったかに見えたが、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などでは、その後もデモが続いているミシガン大学では、パレスチナの旗を掲げた学生たちが卒業式に乱入した。学生の抗議行動は米国だけでなく、欧州にも広がっている。

・5/10。 米国連大使の卒業式スピーチ中止 ガザ停戦「拒否権」に学生反発。米ザビエル大学ルイジアナ校は、今月に行われる卒業式で予定していたトーマスグリーンフィールド国連大使のスピーチの中止を決めた。パレスチナ自治区ガザ地区の停戦を求める学生らから反対が強まったためという。同氏の卒業式への招待を取り消した大学は米バーモント大に続き2校目。米メディアが報じた。

・5/11。パレスチナの国連加盟、賛成多数で採択…アメリカとイスラエルは「反対」。国連総会(193か国)は10日午前(日本時間11日未明)、緊急特別会合を開き、パレスチナの国連への正式加盟を支持する決議案を日本やフランス、中露など143か国の賛成多数で採択した。反対は米国やイスラエルなど9か国にとどまった。

・5/11。怒りのイスラエル大使 演説中に国連憲章をシュレッダーで細断。イスラエルのエルダン国連大使は10日、国連総会の壇上でパレスチナの加盟を支持する決議案に反対する意思を示すため、小型のシュレッダーを使って国連憲章を細断した。国連の基本文書である国連憲章は、「国際の平和と安全を維持する」など設立の理念や加盟国の権利などを定めている。エルダン氏は決議案の投票に先駆けた演説で、各国の大使らに向かって「あなたたちは現代のナチズムに国連を開放した」「(イスラム組織)ハマスによる将来のテロ国家に特権を与えようとしている」などと批判した。最後に携帯用のシュレッダーを持ち出して国連憲章の表紙を切り刻むと、「恥を知れ」と吐き捨てるように言って壇上を後にした。

5/14。米、ガザ「大量虐殺」と見なさず ラファ侵攻は誤り=サリバン補佐官。サリバン氏はホワイトハウスで記者団に対し、米国はハマスの敗北を望んでいるとしながらも、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファでイスラエルが大規模な軍事作戦を行うことは誤りだと述べた。同時に「われわれはガザで起きていることを大量虐殺と見なしていない。そのような主張を断固として否定してきた」と語った。その上で、ハマスが人質を解放すれば戦闘休止が実現する可能性があると述べ、バイデン大統領が11日に示した考えを改めて表明。世界はハマスに合意を受け入れるよう呼びかけなければならないと述べた。米国は戦闘休止と人質解放の実現に向け取り組んでいるとしながらも、合意は成立するのか予測できないと語った。「イスラエルへの武器輸出の7割を占めるアメリカとしては、大量虐殺とはみなすことができない」という事情がある。そのように認めてしまえば、自分たちが、大量虐殺に加担していることになってしまう。

5/15。ガザの国連施設にハマス戦闘員」イスラエル軍が主張 動画公開。UNRWA建物の上空から撮影と説明。イスラエル軍は14日、ガザ南部ラファにあるUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の建物を、上空から撮影したとする動画を公開しました。動画には、国連を意味する「UN」と書かれた車両の近くに銃のようなものを手にした複数の人物が写っています。 イスラエル軍は、この建物について、人道支援物資の配給を行う際の拠点だと主張。イスラエルのカッツ外相は、写っている人物について「ハマスのテロリスト」と断定したうえで、「UNRWAはハマスの一部門である」などと自身のSNSに投稿しました。 UNRWAをめぐっては、去年10月のハマスによるイスラエル襲撃に複数の職員が関与した疑いがあるなどとイスラエルが主張。ただ、検証グループが先月発表した最終報告書では、UNRWAには中立性を順守する「強固な枠組み」が確立されていると評価した一方、イスラエルの主張については、「裏付けとなる証拠をイスラエル側は提示していない」と記された。

・5/15。イスラエル軍、国連運営の学校に攻撃 ハマスメンバーを殺害。CNN)イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校を攻撃し、イスラム組織ハマスのメンバー10人超が死亡したと発表した。イスラエル軍はハマスが学校内に「作戦指令室」を置き、指揮官らが部屋を使用していたと主張した。 CNNは同軍の主張を独自に検証することはできない。UNRWAも同軍の主張の検証は不可能としている。 UNRWAの広報責任者、ジュリエット・トウマ氏はCNNへの声明で、「国連施設は常に保護されるべきであり、軍事や戦闘目的で使用されるべきではないと改めて言いたい」などと述べた。アウダ病院によると、この攻撃で死亡した11人の遺体が運び込まれたという。 

・5/16。イスラエル、ラファに追加部隊投入 「ハマス消耗」と国防相。[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエルのガラント国防相は16日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでの地上作戦に追加部隊を投入すると述べた。作戦によりイスラム組織ハマスを消耗させているとした。ラファで複数の地下トンネルを破壊し、さらに破壊する見通しだとした。 「この活動を強化する。ハマスは再編成できる組織ではなく、予備兵力もなく、補給物資の備蓄もなく、われわれが標的とするテロリストを治療する能力もない。その結果、われわれはハマスを消耗させている」と述べた。「イスラエルは地中海に埋蔵されている天然ガスを独占したい、それがユダヤ人たちの目的。ガザが地中海に面しているからイスラエルが侵略し完全支配しなければ地中海の天然ガスを独占することができない。どんなにパレスチナ人に犠牲が出ようと国際社会避から非難されようともユダヤはガザを地上から消滅させその土地をイスラエル領土として強奪する。」

・5/16。イスラエルへ爆弾輸送停止を非難 米下院が法案可決、廃案の見通し。【ワシントン共同】米下院は16日、バイデン民主党政権がイスラエルに対して爆弾の一部の輸送を停止したことを非難し、輸送再開を求める法案を賛成多数で可決した。下院は共和党が多数派。民主党が多数を占める上院で法案通過のめどは立たず、廃案となる見通し。

・5/17。ガザ攻撃に関する米議員の“原爆”引き合い発言にパックン「大虐殺を呼びかけているようなありえない発言だ」。共和党の他の議員たちも、『ガザ地区は駐車場状態にするべきだ』『全て平らにするべきだ』『パレスチナ人に罪のない人なんていない」など、本当に許されないような発言をしている」とした上で、「その流れを汲むと、大虐殺を呼びかけているようなあり得ない発言だ」とした。

・5/15。皇后雅子さまは、感極まり深くうなずいた 「覚悟を決めて、目をつむった」と話すガザ支援の過酷な報告。全国赤十字大会。全国赤十字大会が今月15日、明治神宮会館で開催された。名誉総裁の皇后雅子さまは、赤十字社の活動に尽力した個人や団体に有功章を授与。受章者との懇談の場では、ガザ支援の苦労に聞き入りながら、雅子さまが感極まる場面もあった。「大変な環境だったのでしょう」式典のあと、皇后雅子さまは、ガザ地区で負傷者の治療に携わっていた看護師の川瀬佐知子さんにこう声をかけた。川瀬さんは、この赤十字大会で活動報告をしたひとりだ。過酷な現地の状況を伝える川瀬さんの報告は、鬼気迫るものだった。激しい攻撃が続く日は、寝る前に家族にメッセージを送っていたという。「『もう目覚めないかもしれない』と覚悟を決めて、目をつむりました

原爆使用の発言は、アメリカは建国以来一度も本土が戦場になったことがなく、世界一の軍事大国だというおごりを感じます。2022/3/28 -オバマとプーチンが原爆の映像をみている様子を見で、オバマさんは拍手してたらしいんですけど、プーチンは十字を切るみたいなことをしてたらしい。2022/4/1 -原爆が爆発する映像で現職のオバマアメリカ大統領が、ガムを噛みながら、原爆投下の瞬間に拍手をしていた。あまりにも酷い。これが西洋社会。

イスラエルの面積は、 2.2万平方キロメートル(日本の四国程度)。2019/3のイスラエルの人口は、約868万人で、ユダヤ人が約75%、次いでアラブ人その他が約25%の民族構成となっています。2021/11/22。世界の総人口73億人のうち23億人(人口比で32%)をキリスト教徒が占めている。 次いでイスラム教徒が18億人(25%)、ヒンズー教徒が11億人(15%)、仏教徒が5億人(7%)、民族信仰が4億人(5%)。日本の神道は国際的な分類では、「民族信仰」のカテゴリに入る。 ちなみに、無宗教は12億人(16%)。

原爆の使用は、国際法違反です。大量殺戮兵器の使用は禁止です。生物兵器なども使いましたが、とにかく民間人を大量に虐殺しておいて使用は正しかった(後でもっと泥沼になる、世論や内部の意見で上陸作戦や複数の核を使用する予定だったので2箇所で済んで良かっただろう)みたいな感覚はあくまで勝者が米国だから言えることで、使うこと自体がアウトです。東京大空襲で確認された死者の遺体数は約10万5400人になります。 負傷者は約15万人で、罹災者は約300万人、罹災住宅戸数は約70万戸です。 焼失面積は約140㎢で、区部の市街地の約50%、区部面積の約25%に当たります。特に1945年3月9日深夜から10日にかけての大空襲は、全焼家屋約26万7,000戸、死者約8万4000人に及んだとされています。この空襲では、周囲に焼夷弾を投下して都民の退路をふさぎ、その内側を無差別爆撃したため多数の死者が出た。1945/8/6、広島では14万人以上、1945/8/9、長崎では7万人以上の命が、たった一発の爆弾で失われた。人間の命を尊ぶ政治家であれば、こんな発言はできないと思う。人の命を軽視している。一方で、アメリカの学生たちは、人の命を尊んでいるからこそジェノサイド反対の抗議活動を続けている。

いつも戦争を始めるのは、戦場に出ない政治家たち。いつも戦争で一番犠牲になるのは戦場にいる子どもたちです。

・5/12。【オードリー・ヘプバーンの生涯】長男・ショーンが語った「内なる強さ」と「求めていたもの」。母は心から、子どもから子ども時代を奪うことは最大の罪だと考えていました。ユニセフの仕事を通じて恐ろしい状況を目にするたび、その不当さに対する怒りを一層、募らせていました」。

・マザー・テレサの言葉。①私は何の罪もない貧しい人々、また、戦いで貧しくなってしまう人々のために請い願います。彼らが一番ひどい目にあうのです。なぜなら、これらの人々は逃げて行く所も、その方法もなく、この運命を甘んじて受け入れるしかないからです。私はひざまずき、あなた方にこの人々を助けて下さいと請い願います。②神の与えた尊い命をお守り下さい。どうか、私の兄弟、姉妹をお助け下さい。神の創られたものを壊してはいけません。神のご意志を心に留めて下さい。あなたがたには平和への道も、戦いへの道も、どちらを選ぶか、その決定権があります。③どうか神の心を聞いてください。神の名において、そして戦いによって貧しくなる人々の名において、強くお願い致します。どうか、命を壊さないで、平和の道を選んでください。

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