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人は老いを受入れることで大切なことが見えてくる

50歳間近となっている今もサッカーチームでサッカーをしているが、その時に感じたことが、なんだか仕事にも通じると感じたものの、頭の中で整理できなかったのでここに書いて整理してみる。

先日、以前から参加しているチームに行ったら、なんだかわからないけど不完全燃焼な感じで終わってしまった。
今までは自分のプレーの質が悪いとか、走れなかった、などでフラストレーションが溜まることはあったが、今回はそれとはちょっと違う感じ。
だったので、少し考えてみた。

そのチームは自分が参加した頃は自分自身がまだ若く技術的にも上の方だったので、チーム内のポジションや役割も心地いいものだった。
いいプレーをしては褒められるし、結果が出ていただけに自分自身の満足感もとても大きかった。
要はチームに必要とされていた存在だったのである。

しかし今回は自分よりも若い人たちや上手い人たちが躍動し、自分自身の居場所がよくわからなくなってしまった。
プレーにも迷いが生まれ、なんだか空回りしている感じがして仕方がない。
いったい自分の中で何が起きたのか。
いったいどうすればよかったのか。

まずは、年齢を重ねるごとに体力は落ちる。
集中力も減る。
動き鈍くなる。
これは仕方がないことだが、それを自分自身で認められていない部分がある。
自分はまだまだできるんだ。
自分が若かったらあんな人よりもっといいプレーをしていた。
なんていうつまらない考えが次から次へと浮かんでくる。

けど現実は、年齢を重ねるごとに若い人たちはたくさん出てくる。
当たり前だが。
自分よりも若い身体、気持ち、パワーを持った人たち。
そう。もう自分は年寄りなんだ。。。

自分がまだ若かった時はそういう上の人たちを見て、
「たいしたことないなー」
とか
「自分の方ができるから早く交替してくれないかなとか」
「早く引退してくれないかなって思っていたんだろうな」
とか思っていたことが、逆の立場になって身に染みる。

そんな現実があるのは理解したが、やっぱりサッカーは楽しみたい。
こんな年齢まで大好きでやってきたスポーツだから。

それじゃ、この現状をどう自分なりに受け入れるのかがポイントになってくる。
まずは、チームの中でも自分の立ち位置を見直す必要がある。
いつまでも自分がその中で同じポジション、同じ役割でいられると思っていたら不満も溜まるし、周りからも迷惑がられる。

若い人たちに負けないっていう気持ちは大事だけど、それは今までのポジション役割を維持することとは違う。
今までとは違うポジションや役割を見つけ、そこで活躍することに意義を見出していく。
そこを目標に頑張り楽しむ。
そういう姿勢が大事になんだと改めて考え直した。

人は老いる。新しい人たちはどんどん出てくる。
そんな世の中で、絶えず自分自身を見つめ直し、ポジションを修正し、役割を見つけながらも、それを楽しむことが大切なんだと。

本当にスポーツでの気づきは、仕事だったり社会だったりで非常に役に立つ。こういう経験を大切に、サッカーを楽しみ、人生を楽しんでいきたい。

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