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幸せを神聖化しすぎると不幸になる

 チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して結局幸せの青い鳥は近くにあったという話がある。

 幸せとは分からない。そんな曖昧なものの正体は分からない。ただのドーパミンによる快楽なのか苦痛からの解放なのか、ただおだやかな毎日なのか。

 幸せを我々は時に神聖化しすぎているのではないか。きっと神がくれる贈り物のようなそれはそれは強い感覚。実際、そんなものはあるのだろうか?

 それは我々の頭の中だけにある。ただの理想化された幸せ。私たちが感じれることができる幸せはただここにある現実。

 ここよりもっといい幸せがある。そういう向上心をもっているから人間は進歩してきた。もっとお金があれば、もっと綺麗なら、もっと素敵な異性が。けれど、いつでも私達は現実を生きている。それでおだやかに生きていくためには、現実の中に幸せを見つけることが大切だろう。

 関係ないけれど、11歳くらいのころ、家に訪問してきた上品な女性に聞かれた。「神を信じますか?」「信じない。」とその時は答えた。今だったらこう答える。神は頭の中にはある。けれど、現実にはいない。

 なんてね。お読みいただきありがとう。

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