頭木弘樹さんの絶望名人カフカにハマったので、オール讀物歴史時代小説新人賞に向けてカフカ主役の小説を書いてみようかと…恐れおおいけれど、やってみたい!
私の兄は私と正反対の性格である。私はおとなしく陰気であるが、兄は活動的で友達が多い。兄は新幹線で隣に座っていたユダヤ人と宗教について語り合ったりしたこともあり、外国人の友達が結構いる。 兄はよく海外旅行に出かける。ロシアや中国、インドも行った。そして兄は旅行先で舐められない。堂々としていて、空手を習っていたことがあって、ガタイがとてもよく、顔はどちらかというと中国人みたいな顔をしている。そんな感じなのを兄は自分でとても気に入っている。兄に中国人の偉人のヌルハチに似てると
私は2、3年前すごく整形がしたかった。300万円くらい働いて貯めようとか、ダウンタイム会社どうしようとか、整形したら会社にバレないかとか悩んでいた。 私は何年か働いて少しお金が貯まった。けれど、今は整形欲がなくなった。そこまでして整形する意味を感じなくなったからである。ガッキーくらい美人にならなくても道端で石を投げられることはないし、仕事で褒めてくれる人もいるし、自分は容姿でのし上がりたいわけではないと気づいたからである。もちろんできるならガッキーみたいな見た目がいいが
よく大人から言われた。失敗を恐れるなと。でも、私は信じなかった。何を言っている、失敗なんてしない方がいいに決まっている。だから私はいつも正解でなくてはいけないと思い、決断の前足がすくんでいた。 だが、ある時、父と同じくらいの年齢の上司に言葉をもらってどうしてだか私は少し変わった。 私は分からないことを聞きすぎてしまうのが欠点だった。それは大学時代直そうとしても直らなかった。そして今の会社に入社してもそうだった。相手の時間も自分の時間も奪う。 面談で上司は言った。
チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して結局幸せの青い鳥は近くにあったという話がある。 幸せとは分からない。そんな曖昧なものの正体は分からない。ただのドーパミンによる快楽なのか苦痛からの解放なのか、ただおだやかな毎日なのか。 幸せを我々は時に神聖化しすぎているのではないか。きっと神がくれる贈り物のようなそれはそれは強い感覚。実際、そんなものはあるのだろうか? それは我々の頭の中だけにある。ただの理想化された幸せ。私たちが感じれることができる幸せはただここにある現実
父は青学を目指し、浪人をした。しかし、一浪するも青学には受からなかった。滑り止めさえも。そんな父の青学の志望動機はかわいい女の子と遊びたいというものであった。笑 父は仕方なくパソコンの専門学校に行き、そしてギャンブルにハマった。麻雀、競馬。現実逃避を全力でやった。ギャンブルで人生逆転しないかと本気で思っていたらしい。 もちろん父は借金をたくさん抱えるようなことにはならなかった。父は東京で働き、30歳くらいで実家に呼び戻され、親戚の紹介で母と結婚。 父の人生なかな
母はいつも父の雑な家事に文句を言う。母の気持ちも分かる。だが、父は私が「死にたい」と言える数少ない1人であり、そう言った時、「おう、死ぬな。」と温かくてきとーに答えてくれる人なのだ。 昨日母がまた父に対する文句を言った時、ふとカーリーレイジェプセンとジャスティンビーバーの「beautiful」が頭をよぎった。その歌詞に「Nobody's perfect」という言葉がある。そこで私は母がうざがるくらい「Nobody’s perfect.」と歌った。うるさいやつである。
夜中に雑誌を眺めていたら、ポイ活が目に止まった。ポイ活なんて難しそうで無理と思っていたが、意外と簡単そう。そういえば、友達がPayPayやってたな。よし、やってみよう。 早速考えなしにPayPayインストール。いきなりポイントがたくさんついた。そして目についたのは、ポイントの投資。100ポイントからできるようだ。これこそポイ活だ。よし、と、考えなしにいきなり100ポイント投資。手数料で1ポイント奪われ、始まった。 何週間か経過…。 現在ポイントは100ポイントに
読書は本が読みたくなったらすればいいと言う人がいる。確かにそうだけど、私は少し違うと思う。 読書が面白いと思うようになるのも、読んでいる本が面白いと思うようになるのにも時間がかかる。もしあなたがある本と感動的な出会いをできる可能性があるとしても、その本を面白いと思えるまでにはつまらない体験を我慢しなければならない。本にハマるのにもある程度退屈な読書を続けなければならない。 とはいえ、無理に読もうとすると、どんどんやる気はなくなる。 したがって、1日2ページのよう
うちの父はいいやつである。てきとーがゆえにいいやつである。本当にてきとーであるが。 例えば私がうだつが上がらない人生だと嘆くと、「おう、お父さんもうだつ上がらねーぞ」とか答える。 私が「もうがんばらない」と言うと、「おう、がんばるな。」と言う。 言葉にいちいち責任がない人の発言は時に救いがある。現実をつきつけてこないから。 しかし、父のてきとーなところも欠点ではある。 私が勘違いして「ストーカーにあってるかも」とラインしたところ、返事は「がんばってください。」
ダイエット実験していたのにお腹を壊してしまい、たぶん勝手に痩せてしまった。実験が水の泡。
スチーマーが届きました!お肌がピカピカになるといいです✨
私は決意した。誰がなんと言おうとも小説家になる。このゴミクズ駄文から唸らせるような小説を書いてやる。 絶対になります。ごめんなさい、絶対です。 なれたらいいなーなんて甘っちょろいことはもう言わない。自分がレベル低いとか文句も言わない。ただやることやるだけ。 覚悟が決まった。自分がダメ人間だとか嘆くのももうやめる。情けないだとかうだつの上がらない人生だとかぼやくのもやめる。 ただ決まった運命を歩いていく。 泣き言なんか言ってても何も変わらない。 と、決意
パシャッ あの男はびっくりした顔をしていた。私は全力で走って逃げた。なぜ立ち向かえず、写真を撮るという中途半端なことしかできなかったのか。それは未だに分からない。 「高橋さん佐田大学なの?犯罪者の大学じゃん。」 コンビニのアルバイト先の主婦の太田さんに言われた。私は笑顔を浮かべて心の中で舌打ちした。 佐田大学は私の入学した大学だ。偏差値は55くらい。馬鹿ではないだろう。でも超エリートではない。私の第一志望は佐田大学ではなかった。悔しい気持ちで入学したが、楽しい大
私は人見知りである。友達はあまりいない。 そして男友達は1人しかいない。その男友達はドイツ人である。 どうやって友達になったか話そう。大学のイングリッシュハウスという外国人留学生と交流できる所で1人でお昼を食べていた時、日本語のテキストを開いている外国人男性を見かけた。彼も1人でお昼を食べていた。私はその時、外国人の友達を作るチャンスはこれを逃したらない、大学で一つは成し遂げなくてはいけない、と稲妻が頭に走った。 彼がその場を去ろうとした時、私は彼を追いかけて話しか
私が小説家になりたいと思ったのはいつなのか分からない。とてもグラデーションでなりたいと思っていったから。 けれど頼りない記憶を辿ると、ジブリの「耳を澄ませば」を小学生くらいに見た記憶が初めて小説家を意識した時な気がする。 高校生の時は小説同好会というオタク向けのサークルに入っていた。でも、このサークル、ラノベが好きな人が多くて私が目指している文学の方向性とは違かった。こんなサークルに入っている根暗な私はクラスで馴染めなかったし、サークルの中にも私は馴染めなかった。ひ