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小説家になりたいと思ったきっかけ

 私が小説家になりたいと思ったのはいつなのか分からない。とてもグラデーションでなりたいと思っていったから。

 けれど頼りない記憶を辿ると、ジブリの「耳を澄ませば」を小学生くらいに見た記憶が初めて小説家を意識した時な気がする。

 高校生の時は小説同好会というオタク向けのサークルに入っていた。でも、このサークル、ラノベが好きな人が多くて私が目指している文学の方向性とは違かった。こんなサークルに入っている根暗な私はクラスで馴染めなかったし、サークルの中にも私は馴染めなかった。ひどく孤独な高校生活だった。

 無意識にいつの間にか大学に入る頃には小説家になりたかった。受験は失敗したが、浪人しなかったのは早く小説家になりたかったから。でも私は大学で精神がすり減り、結局大学にいる時に公募には一回も出さなかった。

 夢として強く意識し出したのはニートになってから。ニートになってようやく公募に出した。それから社会人になっても公募に出すように。

 もしかしたら、私はニートになったことがなければ、小説家の夢なんて諦めていたかもしれない。ニート期間は私にとっては意味があったらしい。

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