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まどろっこしさの極み、スタバ呪文を唱えたことがなくても

「恥ずかしい思いをしたくない人」がいっぱいいます。わたしはまったくそうでないし、恥をかくのが楽しいです。

わたしの特殊性はどうでもいいのですが、
皆さんは近寄りがたいお店に行ってみるタイプですか、敬遠しますか。わたしは断然、突撃派です。

わたしのチャレンジ精神もどうでもよくて、ここからは、怖がられて久しいスターバックスの長オーダーについてです。呪文にも似たそのオーダー名。これを生成するアプリもあります。ただし、そんなアプリや暗記力がなくとも、スターバックスで嫌な思いをすることはありません。

「ベンティアドショットヘーゼルナッツ(47字略)クリームフラペチーノ」など、スターバックスの長い名前のドリンクにたじろく人は多いと聞きます。でも、ベースの商品とカスタム(追加したい味)さえ明確なら、「○○に○○と○○と○○を追加してください」と言い足せばオッケイなんです。サイズなど必要事項は訊いてくれます。

何なら、「コーヒーじゃないすっきりした何かがいい……」と伝えるだけでも注文できます。何点かの案を提示してくれて、こちらは選ぶだけでいいのです。持っていくべきは勇気でなく、期待とお金だけ、ということになります。

少ない選択肢や、「与えられる」ことに安心する思考の持ち主には耐えられないシステムです。もしカスタムすることが好きなら、これ以上高いエンターテイメント性は他店には見当たりにくいでしょう。

さて、実際に注文できるものという制約のなか、味や値段は関係なしに、ひたすら文字数を稼ぐことに全力を挙げた最長の商品名の文字数は210字とのことです。

これは、「まだまだ食っていけない」バンドのボーカル兼スターバックス店員のKenta さんが考案したもの。

これだけの「挑む力」と緻密さがあるのなら、彼は将来伸びると思いましたね。まどろっこしさで遊ぶ達人です。

ところで、スターバックスの甘い系飲料にアレヤコレヤとカスタムしちゃって「盛る」と、値段もカロリーもごはん1食分をゆうに超えることがあります。ケーキと一緒に注文すると目も当てられませんね。ダイエットを趣味にしながら、もし高カロリーの商品を引き当てていたら悲惨。ランキング形式で知らせてくれるページもあります。怖いですよ。

それでも絶大な人気のスタバドリンクとケーキ類。フラペチーノとわたし達はうまく付き合っていかないといけません。

もう1つ、オーダー時に大切なことがあります。それは丸暗記より、度胸より、簡単です。「大きな声、はっきりした発声」です。小さくもごもごと流暢に長オーダーできても、作る側にしてみたら迷惑。わたしも元気のない声で注文し聞き返されることが多いので気をつけます。

ただのコーヒー休憩に呪文作りの楽しみやら何やらを持たせてくれるスターバックス。もし敷居が高いと感じている人がいたら、今こそ呪縛から解き放たれてほしいですね。
皆さんも素敵なスタバ・ライフを!

ありがたいことです。目に留めてくださった あなたの心にも喜びを。