パンデミックの歴史-①天然痘

コロナの影響を食らい、友人と免許合宿に行く約束が怪しくなってきてしまった。もう大学4年生なのに、、
社会人になってから免許を取るのはかなり現実的じゃないよなぁ。車校に通うことになるのかなぁ。結構免許合宿楽しみにしてたんだけどなぁ。

コロナにどう立ち向かっていくのか、たぶんいま世界中の専門家たちが全力で取り組んでくれているんだろう。
でも、いろいろな記事を見ても、ちょっと高度過ぎて何が正しいのか全く分からない。専門用語とか使われると、一気に理解が難しくなるし、実証実験を行ったと言われても、それが間違っているかはその領域(例えば医学など)に明るい人物でなければ分からない。

ということで、過去の歴史を振り返ってみるのがいいかな、と。人類は今まで様々な感染症と対峙してきたけど、今回は天然痘について調べた。

1.天然痘って何?

そもそも、なぜ天然痘をピックアップしたのか、ですが。
実は、天然痘は、人類が唯一根絶することができた感染症らしい(逆に言えば他は根絶出来ていないってことか)。1980年5月に、WHOは天然痘の世界根絶宣言を行っていて、以降感染者は出ていない₁のだとか。

ただ、歴史上最も恐れられた病とも言われ、紀元前時代のミイラから天然痘ウイルスが検出されていたり、コロンブスがアメリカ大陸に上陸したことで天然痘のウイルスが持ち込まれ、アメリカ大陸で大パンデミックが起こったりしたのだそう。₂SNSがある時代だったら、コロンブスもえげつない批判を浴びてただろうし、もしコロンブスがtwitterなんかやってたら、エゴサして多大なダメージを負っていたかもしれない。
(天然痘の歴史はこれが定説とされていたけど、近年の調査では、天然痘は16世紀に出現した新説が生まれているらしい₃)

症状としては、1,2週間のウイルスの潜伏後、発熱を引き起こす。発疹が特徴で、これが黒っぽいかさぶたとなり、剥がれ落ちても跡が残ってしまうのだと₄。致死率の高さだけでなく、視覚的にも影響があるから特に恐れられたそう。
そういえば、かつてハンセン病の療養所を見学した時、ハンセン病についても、視覚的な影響が強く出るから恐れられたし、差別の助長にも繋がったと聞いたのを思い出した。天然痘の患者も差別に苦しんでいた人もいたかもしれない。

2.なぜ根絶出来たのか?

これだけ恐れられた天然痘だが、なぜ根絶することが出来たのか?
天然痘には、他の感染症には珍しい3つの特徴があったらしい₅。

不顕性感染(知らないうちにうつすこと)が少ない
有効性の高いワクチンが存在する
人以外に感染しない

①今回のコロナでもよく問題になっているのが、無症状感染。自覚がなくても人にうつしてしまう可能性がある、ということ。天然痘の場合、皮疹などに症状が出るので、感染した人への対処が行いやすいのだとか。

②種痘(痘苗を接種する)という対処療法が用いられる。エドワード・ジェンナーという人が開発したらしい。ちなみに、発見のきっかけは「酪農で乳絞りをする女性は、牛痘(命を落とす危険性のない弱い感染症)には罹るが、天然痘には罹らない」という所から生まれた₆のだとか。現在のインフルエンザワクチンの考え方と似てるのかな。

③さらに、人以外の動物に感染しないということで、人間内で根絶させられればOKということである。確かに、他の動物に感染してしまったら、抑え込みと言うのは難しいんでしょうね。

3.ここから学べるコロナ対策は?

今回はこれを知るために調べたという側面が強かったんだけど…

上の3要素があるから抑え込めたってことは…

無症状感染が深刻化していて、人以外も媒介となるコロナウイルスの対処はやっぱり難しいんでしょうね。。(ヤバい書くことがない)

ただ、1点だけ思ったのは、「天然痘以外根絶出来てないんだ…」ということ。根絶の定義も難しいところはあるだろうけど(コロナも収束はしても終息は難しいと言われるし)。
今までも、根絶出来なくてもなんとか人類はやってこれたという事実はもっと前向きに受け止めてもいいし、やはりコロナと共生していく策を探していくのが大切なんですかね。


参考文献
₁https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/445-smallpox-intro.html
₂https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/pandemic.html
₃https://www.primate.or.jp/serialization/105%EF%BC%8E%E5%A4%A9%E7%84%B6%E7%97%98%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AF16%E4%B8%96%E7%B4%80%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB%E5%87%BA%E7%8F%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%9A%E3%83%9F/
₄http://www.machida2.co.jp/topics/tanso/tennento1.html
₅https://www.asahi.com/articles/SDI201909132929.html
₆https://www.bdj.co.jp/safety/articles/ignazzo/1f3pro00000t725e.html

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