20191017 夢

⚪️今日はこれが届いた。着々と抜け出せなくなっている自覚がある。

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⚪️悪夢を見た。悪夢と言っていいかわからないが多分悪夢。私は頻繁に同じ2つの夢を見る。記憶が曖昧で違うところもあるとは思うが大筋はどちらも同じだ。

⚪️今日みたのは学校の夢。
自分は平凡な中学一年生で、ある日突然クラスの数人と交換研修という名目で島の小さな学校に半年行くことになる。


クラスの人数は三十人ほど。全員他から集まってきたようで、担任の先生は溌剌としていて若くあっという間に人気になる。
授業内容も今までのものとは違い、演劇を学んだり、体育を多くやったり、動物を狩猟したりするものばかりで新鮮で面白かった。

期間の半年が過ぎたあたりでみんながまだ家に戻れないのかと疑問に思うようになる。校舎で生活していた私たちは元の生活が恋しくなっていた。
私は友達と一緒に、先生に聞いてくる!といい深夜に教室から職員室に向かった。担任以外に教師は居らず、また担任も校舎で寝泊まりしていた。
職員室の明かりは灯っていたが職員室には誰もいない。トイレかなー、などと喋りながら探し回り30分ほど待っても帰ってこない。
不思議に思い校舎から出たところで誰かの話し声がした。担任が倉庫の陰で電話をしていた。私たちはそれが終わるのを待つことにした。
耳を疑う。明らかにその電話は自分達のことを話している。

「元気に学んでいますよ。可哀想に。いつこのことを子供達に伝えたらいいでしょうか?」
なんの話だ?可哀想とは?

私達は一生親の元には帰れないこと、担任が何か目論んでいること、この島にいてはいけないということ。それだけはわかった。

青い顔で教室に戻り全て伝えた。皆押し黙り混乱していた。泣き出す子もいた。誰かが逃げようと口にした。帰れないなんていやだ。逃げよう。みんなその気持ちは同じだった。不穏な会話をしていた担任に直談判する勇気は誰にもなかった。
それから私達はどうやって逃げるのか話をした。この島に来る時は船を使っていない。黒く塗られた窓の車だった。ということは道がある。でもそれがどこにあって島のどこに自分達がいるのかは知らなかった。半年も生活していて誰一人学校とされている敷地から出たことがなかった。その時点で疑問に思うべきだったのだ。

そのまま朝が来てしまい、一日が始まった。
午前が終わり、昼ごはんを食べている時に担任が外へ行った。今までも担任が自分達のそばからいなくなる時は大抵30分〜1時間は戻らなかった。
今しかない。なんの計画も無いが今しかないんだと皆が思った。
相手は大人とはいえ1人、対してこっちは全員運動が得意で走ることにも自信があった。教室の窓から抜け出して畑の道具庫からそれぞれ武器になりそうなものを持ち出す。本当は狩猟の時に使っていた刃物や銃が理想だったが倉庫のそばには担任が居た。

そして始めて校舎の外に出た。どこを見ても木々が生い茂り、先がわからない。とりあえず島の端に行きそこからぐるっと周回することにして走り出す。
走っていて気がついたが木は山ほど生えているが、隠れられる場所がない。岩や大きな段差などの視線を遮るものが何もない。真っ平らな土地に木が生えているだけだ。

島の端に辿り着いた頃には日が暮れ夜になった。それぞれが昼ごはんの時に配給されたパンと水を飲み休むことにした。身を隠せる場所がなく皆怯えながら夜を越した。
早朝。クラスメイトの悲鳴で目が醒める。
様子を伺う余裕はなかった。反射的に走り出した。向かう先には見たことない男達が数十人いた。くぐり抜けた時には三十人はいたクラスメイトが半分以上居なかった。皆捕まったのだろう。
何も考えられなかった。ただ走り続けていた。

逃げきれるわけないのだ。後ろから追いかけて来た男達に林道で捕まる。相手は銃を持っていた。
右の肩と足に被弾して転ぶ。そのまま押さえつけられ首の付け根に銃を突きつけられ、そこで終わり。

夢なのでエピローグまで見られる。私達の死体は学校の側に止められた大きなワゴン車の中に積み込まれていく。担任はスーツを着た地位のありそうな男に呼ばれ、ケジメだと言われ手に銃弾を3発撃たれる。
「申し訳ありません。次こそは優秀な人材を育ててみせます。」
「君もその優秀な人材のひとりだったのだがな。このざまか?」
この会話で私達は人を殺すための教育を受けていたこと。担任の先生もまた私達と同じように育っていたことを知る。
そして私達がもともといた学校の担任も島の担任と同じ時期に育てられた人材であり、役に立たない人間を送り込んだとしてケジメをつけられていた。

それだけの夢だ。

⚪️毎回少し違うところはあるが今回見たのはこんな感じだった。
大筋には約ネバとかああいう要素、終わり際の殺されるシーンと風景描写はひぐらし的表現が多くて影響を受けているなぁと感じる。
エピローグ的部分では目が覚め始めている(?)ことが多く、無意識というよりは割と私の頭で創作していることが多い気がする。
ホラーやグロなどにはわりと耐性がある方だが夢の中でも痛いものは痛いので悪夢は嫌いだ。銃で撃たれたことなんかないので想像でしかないが体の痛覚の経験したことのある最大の痛みの6倍増幅させたものって感じがする。目が覚めても痛い。

⚪️いい悪い関係なく夢をよく見る。ほとんど覚えてないがこの夢ともう1つははっきりと記憶に残る。もう1つはまた見た時に書こう。

それでは。

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(お口直しにネコチャンを。ピカーッ)

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