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「素顔のチャールズ3世」



ニューヨークでのビアトリクス・ポターの追っかけ仕事や出版社訪問などで慌ただしく過ごしたのちに帰国しました。
帰りの便はANAで乗り継ぎでシカゴからでしたが、クルーの皆さんがとても気持ちよく、素晴らしい機内での旅でした。ぐっすり眠れて3月のイギリス往復の時より格段によかった。

さて、帰国するとふと気づいて見つけたのがドキュランドの「素顔のチャールズ3世」(前編)でした。

調べるとBBCの番組の翻訳を流しているようです。

Charles III:The Coronation Year

中身はどのシーンも見逃せないほどよくできている。
私が気になったのは、王冠のサイズ調整をするシーンと、塗油の練習シーンです。
実際にチャールズ国王が塗油の練習をしているところもなかったですが興味深いです。また、ウクライナから実戦部隊を訓練するためにイギリスに渡ってきている人たちを励ますシーンも胸が熱くなりました。元々は兵士ではなく全く別の仕事で慣れないことも多く戦闘訓練の場面は見ていて辛くなりましたが、前線に出なければウクライナを守れない。正しいこととは何かを問いかけるものですね。
また、Prince Trustの場面も良かった。3年ほど前にPrince Trustのテレビ番組を見て以来、チャールズはこんなことをしていたのかと感動したのですが、お金や環境の問題で社会生活が満足におくれない人々へのチャンスを提供したり、社会生活に貢献している人たちを後押しする団体のことも描かれていました。

ドラマの「虎に翼」でも、餓死してしまった裁判官の話と重なるものがありました。正義とは何か、正しく生きるとは? どちらも正しいことがあるが、互いに歩み寄り、少しでも命を犠牲にしないで済むような社会になること(これは今の世の中で一番問われている問題)、そしてそれぞれが安心して安全に暮らせることとはと考えることですね。

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