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練習期間がない時のバンド練習

本来ならゆったりスタジオ入って曲にも慣れて仕上がり万全で本番に臨みたい。
が、練習期間がなく、焦っている間に本番、ということもある。

本来なら避けたいけど、そうせざるを得ない時の最低限の方針を書いておこうと思う。
コピー(カバー)の場合として。

題材は、
レベッカ -フレンズと、しよう。

学園祭の定番!という感じの名曲。

題材を決めたら、順を追って必要事項を考えてみる。

1、必要なパートを確認。
まず、歌が入ってるのでボーカル。
ギター、ベース、ドラムス、キーボードの音も入ってるのでそれぞれ最低1人必要。
で、各パートを聴いてみると、ベースとドラムスは9割方のロック・ポップスがそうだけど、オーバーダブなく各1人で良さそう。
ギターも、間奏だけギターソロ重ねてるけど、ライブだと本人もそうだけど、ギターソロ弾いてればバッキングなくても気にならなそうなので1人でOK。
キーボードは…メインフレーズとコードの刻みで2本入ってるけど、目立つところとコードの刻みを弾きわければ1人でもできそう。

まとめると、
ボーカル(女性ボーカルに限る必要はないと思う、声がでるなら…)×1人
ギター×1人
ベースギター×1人
ドラムス×1人
キーボード×1人

2、曲の構成を確認。
曲の構成さえ覚えていれば、部分部分で弾けないフレーズがあったとしてもドラムス(もしくは他パートのちゃんと弾けてる人)がテンポキープしてくれてれば(弾き続けてくれてれば)、通して弾けない人も各々弾けるところだけでも入ってこれる、という考え方。

で、構成を書き出してみると…
イントロ(メインメロディはキーボード)
Aメロ
Bメロ
サビ
間奏(イントロと同じ)
Aメロ
Bメロ
サビ
間奏(ギターソロ)
サビ
サビ
アウトロ(イントロと同じ)

3、(ドラム以外の楽器隊は)コードの確認をしておくといいかも

本当に本番のステージは恐ろしいもので、覚えてたはずのフレーズが頭から吹き飛ぶとこがある。最悪コードやルートを弾いたら間が持つ…ということもあるので。

4、ライブ版を聴くのもあり。
スタジオ版だと聞き取りづらいフレーズが大きく聞こえたり、発見あり。
フレンズはスタジオ版だとフェイドアウトなので、本人達のライブだとどうしてるのかな〜という確認もできるし、このテイクだとイントロでしばらくドラムスだけで煽ったりしているのを真似したら盛り上がりそう。

5、難しい箇所の反復練習
どうしてもタイミングが合わないところだけ繰り返し練習も効果的。スマホで録音、プレイバック。演奏が崩れる箇所は割といつも同じだったり。

6、何気にキーの確認も大事。
あとあと、高い声域が出ない〜、キーを変えたい〜等言われて半音下げたり上げたりすると、ギターやベースの開放弦が使えなくなったり、鍵盤の指づかいが全然変わったりする。ドラマーは…こだわる人はスネアやタムのチューニング調整したりするのだろうか?(たいていはしないと思うけど)

7、どうしても弾けない時は…
たとえば、ギターの人が初心者でソロが弾けない!
そういう時はギターはコードをチャカチャカ、キーボードの人がアドリブでソロを入れるのもありかも…。
そのためには間奏のコード進行を把握しとかなきゃね、とか。

どうだろう、ザッとこんな感じだろうか。

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