見出し画像

地中から地上へ

ONE OK ROCK というバンドが私を変えました。

私が彼らの音楽に出会ったのは2013年
丁度”人生×僕=”がリリースされた年です。
当時14歳でした。
初めて聞いた時は英語ばっかりで、意味もわからないまま聴いていました。英語は大の苦手で嫌いでしたが、ワンオクの歌詞だけは熱心に調べていた記憶があります笑

初めて彼らのライブに行ったのは中学3年生の時です。あの日の衝撃は今でもまざまざと思い出されます。

ステージに立つTakaを見た時、燃えるような気持ちになりました。同じ人間なのにまるで別の世界に生きている人間に見えました。その日私自身が変われるチャンスだったのだと今だから思います。ですが未熟だった私はその瞬間の感動に酔いしれて帰路に着きました。

時が流れて

2017年の冬、アルバム”Ambitions”がリリースされました。私が高校2年生の時です。

私の高校は大学の付属高だったので、なんとなく私もどこかしらの学部に入学するんだろうなと安直に考えていました。だから大学に入って何を勉強したいとか今なんのために勉強しているかとか何にも考えてなかったんです笑

私はテストの結果も下から数えた方が早かったし、とりあえず内部進学できたらいいやっていう気持ちでいました。

当時部活(吹奏楽部)には熱心で、そればっかりの毎日でした。引退する日が近づくにつれて、私は部活を引退して急にやることがなくなってどこに向かっていけばいいんだろう。と疑問に思いました。
何もやりたいことがないのに大学に行って、親に学費を払ってもらって大学で何をしたらいいのかわからなかったのです。まるで地中にいるみたいな気持ちでした。

18祭

2017年1月9日、NHKで”18祭”が放送されました。

オーディションで18歳の若者たちが全国から1000人選ばれ、毎年違ったアーティストと共に1つのステージを作るという企画です。この記念すべき初回がONE OK ROCKでした。

使用曲はアルバム”Ambitions”に収録されている”we are”という楽曲です。ここでは歌詞には詳しく言及しませんので、よかったら調べてみて下さいね。

人生の転機、そして地上へ

この放送を見た時に、同年代の人達が何かを達成するために挫折を経験しながら前に進もうとする姿を見て私はすごく自分が恥ずかしくなりました。何も考えずに大学に行こうとしていた自分、努力しようとしなかった自分、挑戦しようとしてこなかった自分に腹が立ちました。気づいたら親の前にも関わらず自然と泣いていました。
この地中から飛び出して、もっともっと色んな世界を見て変わりたい。そう思い、大学受験しようと決意しました。地中から地上へ、私の人生が変わった瞬間でした。

賢くない私が内部進学の権利を棄権して、外部受験をすることを素直に応援してくれた両親に本当に感謝しています。大学に行けるように中学から高い学費を払ってくれていたにも関わらずそんなことをするなんて、普通の親じゃ卒倒しちゃうのではないでしょうか笑

結局現役で大学生にはなれず浪人しましたがこの道を選んだことに後悔は1ミリもありません。

何かとの出会いは人生を変え、そして豊かにしてくれます。その大きな出会いの1つがONE OK ROCKでした。
彼らの快進撃はこれからも止まりません。私もそんな風に生きていきたいな。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。ではまた(^^)








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?