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タバコのマーケティング

タバコのマーケティングって良くできてるなぁと感心した話

ハーバード大学がタバコを吸いたくなる時ってどんな時?っていうのを検証したらしく、そこで面白い結果が出たみたいです

4つのテストをした結果「ある感情」がタバコを誘発している事に着目した、それは

「悲しみ」

1つ目のテストで20年間約10000人を対象としたもので、10年禁煙に成功してても悲しみの感情をキーにしてまた喫煙者に戻ってしまうケースがあった

2つ目のテストで425人を対象として
・Aグループ、悲しい映像
・Bグループ、なんでもない工作の映像
・Cグループ、汚い、不快感を感じる映像
これらを見せた時にAグループだけが喫煙の欲求が高まった

3つ目のテストで約700人を対象とした
今までで悲しかった体験をエッセイにしてもらうグループとなんでもない体験をエッセイにしてもらうグループに分けたところ、やはり悲しい体験を思い出したグループの方が喫煙の欲求が高まった

4つ目のテスト、158人の喫煙者を対象に
8時間我慢してもらって、悲しい映像と何でもない映像の2グループに分けたところ、悲しい映像の方が欲求も喫煙量も上がった

そしてその他のネガティブな感情、イライラ、不安とか嫉妬とかには相関が見られなかった
どうやらそれらの感情の中にある悲しみがキーになって喫煙を誘発している可能性が高い事がわかったそうです

ある意味感受性が高いのかとも思える結果だけど、悲しいと感じやすい人はタバコに手を伸ばしやすく、辞めずらく、再発してしまいがちってことみたいです

これらを踏まえると
禁煙を促してるあの「家族が悲しむ」的なものやタバコのパッケージにある肺がんのリスクうんぬんなどの死や悲しみの感情を連想させるものって

逆効果じゃない?

ってことになりそう

もちろんこれは調べた結果そうだった、っていう事だから禁煙を促してるあの映像もタバコのパッケージの注意書きもそこを狙ってやっているわけじゃないけど、結果タバコの購入率を高めてしまっているのでは?っていう

ある意味良くできたマーケットだなぁとつくづく思ったわけです!

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