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絶対NG!やってはいけない戦略の考え方

こんにちは、TOKIOです。

今回は戦略を検討するときに絶対やってはいけないNG行為をご紹介!

戦略は経営レイヤーだけが考えるべきと考えていませんか?
そうではありません。

戦略とは、自身が取り組む業務において相対的に良い成果を出すために
必須で考えなければならないものです。

戦略立案においてやってはいけないことを理解しているかどうかで、大きく精度が変わります。

今回の記事で戦略の精度を上げる参考にしてくださいませ。


アクションリストしか考えていない

第一に、アクションリストの可視化に論点を置かないことに気をつけましょう。

KGI(今期の目標)、機関システムの導入、新商品のリリース、プライシングの変更などなど
上記のような要素を並べた戦略資料がアップされることが多々あります。

これは戦略ではなく、個々の目標です。

なぜそれをやるべきなのか、それをやるためにはなにが必要なのか。

そういった要素がアクションリストには欠けてしまっており、戦略たり得ないのです。

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フレームワークに落とし込こんで完成

第二に、フレームワークにとりあえず落とし込んで終了とすることです。

経営学にはSWOT分析などのフレームワークが紹介されています。

このフレームワークは、統計学的観点から複数の経営事例を抽象化し、
環境要因が同じ前提で組み上げられたものです。

ただ、日々環境は更新されており、抽出する事例と同様な状況などほぼないといっていいでしょう。

フレームワークはあくまで思考を整理する土台であり、それに情報を埋めれば戦略が完成するわけではないことを理解しましょう。

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ベストプラクティスに固執する

第三に、ベストプラクティスをそのまま適用しようとすることです。

ベストプラクティス(所謂好事例)は、様々な要因が組み合って成り立つものです。

表面上、ベストプラクティスを真似ても同じ効果は100%出せないと理解しましょう。

特に、競合他社のベストプラクティスを表面上のみ理解して適用させようとする人がいます。

ベストプラクティスの研究は表面をさらうことではありません。

時系列、環境要因、自社要因等、様々な要因をどう組み合わせたのか。

あくまで、その際の経営者の思考を研究、参考にすべきなのです。

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戦略とは勝ちに繋がる因果関係の精度を上げること

これまでのNG行為から読み取れることは以下です。

因果関係のない戦略は戦略たり得ない

つまり、戦略を考えることは、ゴールを達成する要因の因果関係を突き詰めることにあります。

これは楠木先生の「ストーリーの競争戦略」に通ずるものです。

時系列と因果関係をストーリーで表現することが楠木先生の教えです。


20%の土台と80%の不確実を生き抜く胆力

戦略とは、アナリシスではなく、シンセンスである。
サイエンスではなく、アートなのです。

どういうことか。
つまりは、基礎は20%しか通じず、80%の創造性が必要ということです。

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ドラえもんの世界観はサイエンスを表現しているように思えます。

ただ実際は藤子・F・不二雄さんのアート思考が盛り込まれた作品と缶がています。

のび太が直面する課題は人々が普遍的に望む課題でもあります。

それを未だないが、でもいつかそんな未来が訪れるかも
という期待をもたせてくれるユニークなアイテムで課題を解決します。

そのアイテムを中心に繰り広げられるストーリー

これらの要素はまさに創造性に溢れており、サイエンスを舞台とした漫画というアート作品と定義出来るのではないでしょうか。

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次回はストーリー戦略とはなにかについて記事を書きたいと思いますので、
次回の更新も楽しみにしていただければと思います。

今回もご拝読ありがとうございます。

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