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中間管理職=岩盤のようだという例え話が秀逸だった。

少し前に実施したワークショップで、参加者の方がおっしゃった例えが秀逸だった。それは世の中の中間管理職が地層の真ん中にある「岩盤」のようだという話だ。

下から突き上げられ、上からも押し込まれ、カチコチに固まって身動きがとれなくなってしまった人たち。本人も、きっとそうなりたくてなっているわけではなくて、その役割を真面目に全うしようと努力してきた結果、岩盤のようになってしまったという話だ。

岩盤はとてもカタイ。だから、新しいメッセージを上流から流しても、そこで止まってしまうことがある。逆に現場から提案を下流から押し上げても、そこで止まってしまうことがある。

いわゆるボトルネックと言われてしまう。
きっと、そうなりたくてなっているわけじゃない。
それまでの「正しい管理職の在り方」が機能しなくなっている中で、どうしたら良いかわからない状態なのかもしれない。

管理職に様々な責任や、業務が積み重なり「タスクのインフレ」を起こしているという話もあちらこちらで聞く。きっと全く余裕が無い。そんな中で、一方的にリスキリング(学び直し)だ、と言われても厳しいのは当然じゃなかろうか。

経営層は外部との接点も多いだろう。また管理職ではない人たちの方が、比較的自由な時間も多いかもしれない(これはいろんな状況が考えられるので、一概には言えないけれど、あくまで業務負荷、責任の負荷という点で見た時は。)ので、外部情報に触れる機会も多いかもしれない。

そんな状況の中で、上からも下からもギューっと押しつぶされて、さらにタスクが積み重なることで外を見る余裕もなくなり、社内の中央でカチコチに固まってしまう。

それは辛すぎる。救いの手が必要だと思う。
え。

「だって人間だもの」

管理職って、本当に組織運営、事業推進のためのカギとなる存在なのに、なかなかに放置プレイなことが多くないか?

うちの会社で提供している法人向けサービスで、そうした管理職、特にこのような状況を乗り越えてほしい中核となる人材に伴走するパーソナルガイディングサービスがあるのだが、クライアントから感謝されるのは、こういうことだろう。社内で相談しづらい。コーチングでひたすら詰められるのも違う。伴走してガイド役としてメンタリングする第三者の存在は、多くの人と組織を救うのではないかと、改めて感じた次第。

「岩盤」を、いろんな角度からほぐす。そんなアプローチも大切だ。

HEROを増やす道は続く。

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