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「無理をするのは美徳」じゃない、ただの無理です。【無理をするのが美徳じゃない理由2選】

こんにちは!



最近仕事が詰まっており、久しぶりに休みが確保できない状況になっています。他店へのヘルプも多く、現場へのシフトインの時間が多い分、事務作業が溜まっており、読書の時間もしっかり確保できていない毎日です。

以前までの思考であれば、こんな感じに無理をする働き方は大好きでした。毎日朝方帰っていましたし、サービス残業もものすごい時間数になっていたと思います。

「バリバリ働いて無理をして、睡眠時間もまともに取れないぜ〜!」みたいな感じでハイになり、仕事が終わればそれなりに満足感も得られていました。同僚とも何時間寝たとか寝ないとかの話で盛り上がったり、いかんせん常軌を逸していたなと思う今日この頃です。

しかし今となってはこんな無理をするような働き方はNGだと思っており、いかに無理なくストレスなく毎日働けるかを重視しています。

というのも、無理をして成果が出ていたのは昭和までの常識で、現代においてはその価値観も変わっています。

今回はなぜ無理をするのが美徳じゃないのか?をお話ししていこうと思います。

ポイントは二つです。

①脳のパフォーマンスが下がるから

②周囲のモチベーションが下がるから

それでは詳しく見ていきましょう!


①脳のパフォーマンスが下がるから


一つ目のポイントは脳のパフォーマンスが下がるからです。

肉体労働で成果が出たのは昭和の時代までで、現代においては知的生産性が重要になっています。昭和に比べて現代は、だれもやったことがない新しい商売やアイデアというものを生み出すのが非常に難しくなっています。

情報化社会の到来に伴い、商売の方法や職人の知識が一般化し、昔は価値のあった情報に誰でもアクセスすることができるようになりました。

その分情報の優位性が確保しづらくなってしまい、既存の情報だけでは競争を勝ち抜くことができなくなっています。

また、何年も修行しないと得ることができなかった職人の知識や経験という情報までも一般化しつつあり、昔ながらの時間を投資するという修行方式にもあまり価値がなくなっています。

だいたいの商売の方法は出尽くしている感があり、これから新しい商売を行おうとするのならば、世に出回っている情報や既存の商売の掛け合わせる。もしくは、リフレーミングなどでイノベーションを起こして新しいアイデアを生み出すしかありません。

そのためには考えることの質を高める必要があります。

考えるということは脳の働きであるため、脳にしっかり考えてもらえるように環境を作らなければなりません。

そんな時に長時間労働や睡眠時間が確保できなかったりという無理をしてしまうと、脳のパフォーマンスは著しく低下してしまいます。

特に睡眠不足になると、脳はお酒を飲んで酔っ払っている状態と変わらなくなってしまいます。徹夜なんてもってのほかです。

脳のパフォーマンスが下がるせいで、仕事が終わらなくなり、その分スケジュールが逼迫してきて、さらに無理をする…という悪循環につながりかねません。

脳が快適に作動する環境は仕事で成果を出す上で、欠かせないのです。



②周囲のモチベーションが下がるから


ふたつめは周囲のモチベーションが下がるからです。

無理をしている人を見て、「よし!自分も頑張ろう!」なんて思う人は現代においては稀です。

そんな無理している姿を見せられると「大変そうだなあ」「この会社はブラックなのかなあ」「管理職にはなりたくない」なんてマイナスのイメージを持たれることになってしまいます。

そんなことを思われてしまうと、部下が会社を辞める原因になってしまうかもしれません。

特に、無理をしている人は自己陶酔している場合も多いので、周囲の反応に気づくことができません。知らず識らずのうちに周囲に悪影響を与えてしまい、モチベーションを下げることに繋げてしまうので、注意が必要です。

本人がいくら楽しく働けていたとしても、残念ながらその楽しさは周囲には伝わりませんし、同じ働き方をさせても楽しんでくれません。むしろ速攻で会社を辞めて、労働基準監督署に駆け込まれるのがオチです。

どう見られているか?を意識して、無理をしないように、また周囲にさせないようにしなければなりません。



これからは知的生産性で成果を上げていく時代


さて、今回は無理をするのは美徳じゃないというお話しをしてきました。

なぜ無理をするのが美徳じゃないのか?その理由を二つお話ししています。その理由は以下の二つです。

①脳のパフォーマンスが下がるから

②周囲のモチベーションが下がるから

私飲食店で働いていますが、知的生産性の重要性はこれからの時代飲食においても必要になってくると思います。

あらゆる情報や知識が一般化しつつあるとお話ししましたが、飲食においては調理機器の進化により、素人でもプロの味を表現することができるようになりつつあります。

これにより、だれでも質の高い料理を作れるようになっているのです。それに、大手チェーンの取り扱う食材も増え、味も進化しています。コンビニの食材もお店で出せる以上のレベルのものが販売されています。

下手をするとそこらへんの飲食店よりも質の高い飲食店を素人が出せる時代なんです。

もはや既存の知識には価値はありません。こんな時代だからこそ、考える力が重要であり、その考える力を維持するために、無理は禁物なのです。

そして、今が時代の変わり目ではなく、すでに変わっています。

そのことに気づいて自分の価値観を更新できるかどうかが、これから先の時代を生き抜くために重要なんじゃないかと思います。



それでは、今回はこの辺で!

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