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あなたの機嫌がよくないと、あなたも周りもパフォーマンスは上がらない【自己犠牲のデメリット】

こんにちは!



学がない状態で飲食店店長になり、失態の連続でチームをボロボロにしてしまった経験を生かし、若手社員の成長と学びの促進のための発信を行っている店長のとしです。


最近気になったことがありまして、日本人の気質ともいうのなのでしょうか。
自分を犠牲にして相手のためにつくすと思いきや、自分のメンタルを病んで結果的に周囲に対してストレスを与えるという行動パターンを定期的に繰り返している人が思いの外多いなと感じます。みなさんもやっちゃったりしていませんか?

ほどよい真っ当な自己犠牲ならまだいいんですが、「私一人が耐えればいい」、とかのネガティブな自己犠牲のもとに成り立つ自己陶酔と言うんでしょうか…自分はこれがベストだと思っているのかもしれませんし、良い結果に結びついていると思ってそういう思考と行動をとっているんだろうなと思います。

しかし、同僚、もしくは上司にこういう行動をされたら皆さんどう思うでしょうか?



自己犠牲のほとんどは周囲から煙たがられるし、それほどありがたいものではない


そういう自己陶酔型の自己犠牲を見せられると、周囲は結構ストレス受けるんじゃないかと思います。

それにこのタイプの自己犠牲をやてしまう人は、結構日常的にそういう言動をとってしまっているので、周囲は「またか…」という気持ちにもなります。

なによりも感じるのは、恩着せがましい感じです。

周囲のためと思っている本人には申し訳ないのですが、あえて心を鬼にして言わせてもらうと、自己犠牲は周囲から見たら有り難迷惑以外の何者でもありません。

そしてまだまだ自己陶酔型の自己犠牲には弊害があります。今回はそのデメリットを幾つかご紹介していきましょう!

そして自分が変な自己犠牲に陥っていないか自分を見直してみてください。



①学びの機会を奪う自己犠牲


自己犠牲の弊害の一つ目は学びの機会を奪ってしまうことです。

シンプルにだれにも仕事を任せずに、自分の仕事を他のスタッフに渡そうとしません。周囲に仕事をふらないことで、他のスタッフは仕事を覚える機会を失ってしまいます。つまり、成長する機会を失ってしまいます。

遂には自分がきついにもかかわらず全てを引き受けて、キャパオーバーなまま生産性を落としてしまいます。

じゃあ周囲から仕事をもらおうと働きかければ良いんじゃないか?と思う人もいるでしょうが、ネガティブな自己犠牲の精神を持っている人は進んで前向きに自分で仕事をやっていると思いきや突然こんなことを言い出します。

「誰も声をかけてくれないから私がやるしかないんだ。」「声をかけてくれないなんて周りの人は思いやりに欠けている。」「別に良いし、私が我慢すれば良いんだから。」というひがみ、やっかみ、執着満載のセリフを吐き、周囲はそれにドン引きしてしまい、誰も声をかけられなくなってしまいます。

そして本人は仕事をふれず、周囲は仕事を求めなくなるので、自己犠牲はさらに増えていきます。これこそ悪循環ですね。

私はひるまず声をかけたことがありますが、なぜか怒られました。



②ただただストレスが溜まる自己犠牲


何と言ってもストレスが溜まる自己犠牲。

ネガティブな自己犠牲の精神を持っている人は周りからすると腫れ物に触るような感じなので、コミュニケーションを取りづらくなります。

そして自己犠牲の精神を持っている人は自己犠牲と言っておきながら周囲の優しい声かけや手伝いを待っているものです。しかしこういう人はだいたい話しかけづらく、周囲が何も言ってこないので本人の怒りはヒートアップしてしまい、イライラが前面に出てきます。

それを見ている周囲の人たちはその自己犠牲っぷりにストレスを感じることになります。そしてさらに話しかけづらくなってしまい、自己犠牲をやっている人もさらにストレスを抱えることになります。

こんな感じで無限にストレスが生まれるループに入ってしまうのです。



③周囲が甘えてしまう自己犠牲


自己犠牲をずっとそばで見ていると、周囲はだんだんと慣れることもあります。この人はそういう人だから任せておこうという考えにシフトするのです。

そうなると、何かあったら周囲がその人の自己犠牲を期待して甘えて何もしないようにもなります。

周囲が動かないので本人も自己犠牲の精神を発動するわけですが、そうやって自己犠牲を繰り返していると周囲はどんどん甘えて何もしなくなってしまいます。



自己犠牲はいざという緊急時の短期間だけ発揮するもの


以上のように、自己犠牲はチームに悪影響を与えてしまいます。

しかし、自己犠牲が絶対にいけないというわけではなく、やれる人が自分しかいないという状況で「自分がやらなきゃどうしようもない!」という危機的な状況に対して、あくまで前向きに一時的に自己犠牲を発揮するのはチームにとってもモチベーションの向上など、良い影響を与えると思います。

なので、いざという時は存分に自己犠牲を発揮しましょう。ここぞというときに危機を救ってくれる人というものは、かっこいいですし周囲の発奮材料にもなりますしね。

そして冒頭にも話しましたが、自分がネガティブな自己犠牲を発揮していないか、今一度自分を見つめ直してみてください。


それでは、今回はこの辺で。

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