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きっかけ

自分という人間を振り返る。vol.1

いつからだろう。会話を楽しむようになったのは。
いつからだろう。沈黙を嫌うようになったのは。

昨日は、通い続けて早10年の床屋でなく、カミさんオススメの美容室に行った。そう、新たな出会いを求めて。

見事な技術に
見事なOMOTENASHI。
初対面という環境ではあるが、終始喋りっぱなしで、夢や野望、互いの知識交換など語りに熱が入った。
乾いている頭への、long longドライヤータイムは、美容師さんの会話への、のめり込み度の表れ。してやったり。カットのみで2時間弱。


いつからだろう。会話を楽しむようになったのは。

生徒2人(男1、女1)を東京へと引率。自分を含め3人が初対面の状況で、目的地まで2時間弱、さらに帰りも共にする。出会って、別れまで際限なく出される話題。部活、クラス、過去、人生…。初対面の教師に恋話スタート。卒業式、「彼氏が出来ました」との報告。高校生活で1度の関わりでよくも、まーこんな関係性を築いたなぁ。笑顔の絶えない4時間番組を生徒は想像することが出来たろうか。

いつからだろう。

次男の幼稚園の遠足の付き添い。周りはママさんだらけ。ピンチ到来!昼ごはんタイム。お弁当を皆んなで食べるという。見知らぬ方々のみの自分。先生の誘導の助けがあり、何とか食べる環境をゲット。子供の手前、2人っきりとはいかないだろう。関係が出来上がったママ友さん方と同席。流石に遠慮しまくり、空気と化した俺。そんな自分に、一言の会話のプレゼント到来🎁一言を広げ、感謝を会話に乗せた。NICEキャッチボール。後日、カミさんは「旦那さん会話をするだけでなく、回してたよ」なんて報告を受ける始末。

いつからだろう。

焼肉屋でのアルバイト。週一の火曜日限定という、稼ぐ気力ゼロなシフト。火曜日に焼肉という感情を人類は抱かないのか、人気が無い店なのか?恐らく、後者であるが、客は稀にいる。自分の得意な接客は「石焼ビビンバを混ぜる」であった。客との会話タイムと認識。8割方、混ぜるのを断る(日本の文化、遠慮だろう。)がどんな客も、「プロの混ぜ方違いますよ」の一言で、一蹴。断る客はいなくなる。

見るからに水商売の4人組が現れ、同様の手口。
「お兄ちゃん!ここにいるの勿体ないねー!ホストやりな?」
「顔が無いから無理っすよー」って謙遜した。
「顔は関係ないよー!」
滅茶苦茶、失礼…。ドンマイ俺。だが、会話で勝負ができるトコロまで来たのか?という期待が高まった。

このときだろうか?いや違う。

高校の卒アルに目を通す。次の記事にもあるが、学年で面白いランキング3位のようだ。

いつからだろう。こんなに会話を楽しむようになったのは?


そう忘れもしない。過去の出来事。

沈黙を嫌うようになったのは、彼の存在だ。

面白さにこだわったのは、彼の存在だ。

古川君の存在だ。小学1年から古川君が転校するまで、2人で20分位の登校時間を共にした。俺は嫌だった。彼の「つまんないなー」という言葉が。自分に向けられた発言では無いが、自分の心が少し傷ついていた。一緒に登校してくれる唯一の大切な存在が、つまらないと嘆くのだから。楽しませたいというより、飽きられてしまうという恐怖感が強かった。誰と学校に行けばいいんだって話になる。

 その言葉がでないように、夜に会話を3つくらい考えてから朝、会うようになった。だが、出会って1、2分で消化することもある。終了する会話。沈黙。「つまらないなー」発生。どうも上手くいかなかった。どうしたら、20分を持たせられるのか真剣に考えた。古川君の得意なものは、迷路作成(紙に細かく書く)と腕相撲であった。

その話しに触れた瞬間に、笑顔を溢し、会話が飛び跳ねた。困った時の鉄板ネタとなった。

困った時は相手の好物を攻めろ!大事な場面は会話の準備!の極意は、今や潜在意識に叩き込まれている。

きっかけはこんなものだ。

大学時代のコンパも、敷居の高い飲み屋も、バーテンダーとしての一人営業も、可愛いバイトの先輩と出会って10日位でディズニーシーに行っても(一番キツかった…。)、無敵になった。

ありがとう。古川君。

今何をやってるの?


生徒に還元😁子供に還元😆