MBAホルダーが薦める絵本2000選(18冊目)
【題名】世界の危険生物 (ニューワイド学研の図鑑)
【作者】今泉 忠明 (監修)
【評価】★★★★★(88点)
【感想・寸評】
1,息子的図鑑ランキング第1位
数々の図鑑を読んでますので、順番にご紹介しますが、息子的には大好きな一冊です。図鑑はMBA的な分析もへったくれもありません。本の紹介になってしまうのですが、ご容赦を。
様々なテーマ別の図鑑がありますよね。「動物」「魚」「植物」「昆虫」・・・そのなかで学研さんが、「危険生物」だけで図鑑にしたのがこの本です。5歳の息子、この本を見ながら、恐れおののいています。5歳くらいの男の子へ本のプレゼントをするにはぴったりではないでしょうか。
写真がかなり怖い写真が多いです。サメの口ががばっと開いている写真、よくもまぁ、このような写真を撮れたものです。この写真を見るだけでも価値があります。
2,人間にとって危険生物だらけ
人間は弱い生き物ですが、道具を使い強くなりました。自然界には、ナチュラルに強い生物はたくさんいます。普段、生活していると見えないですが。最強の生物ってなんなんですかね?!中学生が議論しそうなネタですね。この図鑑も最強生物ではなく、危険生物ですからね。
クマからはじまり、ライオン、オオカミ、と続いてヤドクカエルなどの両生類、トカゲ、ワニの爬虫類、サメ・エイなどの魚類・・・・危険生物だらけです!
環境を分ければ共存できそうですね。野生動物と人間の住環境を分ける。でも、人間が増えすぎていて、その境がどんどん人間が広げている。ある一つの種が繁栄すると、環境バランスが壊れて、その存在自体が危うくなる。ま、そうやってバランスがまたとられているのかもしれませんね。この生態系の循環については、様々な本を通じて伝えていきたいと思います。
3,人間の弱さを知ってもらいたい。
人間には、牙も無ければ鋭い爪もない。そして、毒も出せないし、針などもない。でも、地球上で偉そうにしてるじゃないですか。それって、ちょっと普通じゃないって、ことをこの図鑑を見ながら伝えたいと思いました。様々な生き物と一緒に共生している。この感覚を伝えたいですね。
【おまけ】この本は、最後に「世界の危険生物情報館」なる巻末特集が組まれています。これが、面白い。天然毒の強さランキング!とか熱いです。最も強い天然毒は「ボツリヌストキシンA」だそうです。そして、最強の毒をもつ動物は、オーストラリアウンバチクラゲだそうなので、オーストラリアの皆さん、気をつけてください!第2位はキイロヤドクガエルさんです。また、危険な目にあったときの応急処置の方法もかかれています。勉強になりますね。
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