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私が旅人になった日は?(読書感想文)
「僕が旅人になった日」
https://www.amazon.co.jp/dp/4909044272/ref=cm_sw_r_li_awdo_btf_c_TtiPFb6AJM1A7
この本自体は発売当初、私が参加しているオンラインサロンでも話題になった。
というより、参加者の中で選ばれた方が2人もいらしたことに驚きだ。
どうやら今回4000人もの参加者の中の20人の内に選ばれてるあった。凄い偶然、奇跡としか言えないだろう。めでたい!!
そんなこともあり、非常に興味があった。
そして私自身も旅が好きである。
海外は中国、韓国、グアム
一人旅ではフランス、イギリス
には行った。まだ旅人とは言えないくらいだが、
旅は好きだ!(大事なことなどで二度語る)
それぞれの旅のエピソードを読み、率直な感想を一言で言うと、
ほとんどの方が自由気ままに旅をされていたことに衝撃を受けた。
いわゆるツアー的なものに参加している人の方が少なかった。
それぞれ思うことがあり、まず航空券だけ予約し、宿も予定も決めず旅に出る。
この行動力は本当に凄い。書かれたみなさんが20代の方が殆ど、若いのもあるだろう☺️若いっていいなと。
もちろんなんとなく、明確ではなくてもそれぞれ、目的をもって旅に出る。
海外は正直日本とは比べると治安はかなり悪い。
逆に日本では味わえない色んな経験が出来るだろう。例えば電車、私はフランス、パリ地下鉄を利用したが、とにかく暗くて怖く、何故か甘い香りがした。
そして壁に落書きも多数見受けられたこれも今は分からないが、犯罪を起こしてしまう要因らしいと本で読んだ。
スリなども多く、油断するとあっという間にすられるとも事前に聞いていた。旅人とわからないように住民のように振る舞えばいいが、まあ、無理だろう。そう言う人達はすぐにわかる。
一応地味な格好はして目立たないようにはしていたが、一駅一駅、気が気じゃない。のんきにスマホなんて見てられない。常に貴重品を意識し、駅の掲示板との睨めっこ。
日本ではあり得ないことだろう。居眠りなんてとんでもない。常に緊張に強いられていた。
そんなにしてまで使わなくともと思うが、
地下鉄はとにかくリーズナブルだ。それに尽きる。だから仕方ないのだ。
それに地下鉄から出ると景色が妙に明るく見えたのもよく覚えている。
世界は怖いけど、美しい。
と話はだいぶ外れたが、私が旅人になった理由を考えてみた。
そこに会いに行きたい人がいたから。
ある場所に憧れの人がイベントで来ると知り、会いに行きたいと思ったからだ。
知り合いではない。ただの一方的なファン。つまりはアイドルのようなものだ。
国内だが、そこは遠く手軽に行ける場所ではない。
それでもその人を一目でもみたい。
そんな衝動に駆られ、気づいたら行き方を検索をしていた。今はネットで簡単に調べられる便利な世の中だ。
とは言えそこは全く行ったことはなく、不安ではあった。それでも会いたい。その気持ちが私を強く動かしていた。
そして、無事その人に会えた(見えた)時は感動でしばらく震えていた。
終わった後もしばらく余韻に浸っていた。
一人で外に出るのするのもまだ怖かった時期だった。
そんな自分でさえ、出来た。凄いことだ。
その楽しさ、喜びを味わってからは一人で旅をすることが多くなった。
ある時は唐突に遠くに、日本海の友人に会いに行った。あの時は前日くらいに行くよーって言ったので相当驚いたのだろう。
私が旅に出る理由。
そこに会いたいもの、人があるから。
根底はそこだろう。
今は色々な事情で遠くには旅には出れないが、
落ち着いたらまた色々なところに旅にしたい、人に会いたい。
この本を読んで改めてそう感じた。
可能ならばこの旅人達のようなこともしてみたい。
可能性は無限。
旅に行くのが難しい今、この時こそ読んで欲しい。
素敵な本を世に送り出して下さった出版社様、執筆者の皆様に多大なる御礼をこめて。